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関連文化財群(1)多彩な地質・地形と造形美
印刷用ページを表示する掲載日:2021年6月29日更新
概要
特徴的な地質・地形、それらがもたらす資源、景観を中心とするもので、市内全域に分布します。
主な構成要素
長門峡
阿武川上流、萩市との境界付近に広がる景勝地であり、奇岩や滝、深淵等変化に富んだ地形と四季折々に変化する自然景観を楽しむことができる。
白石山
標高540.8mの山で、一帯は花崗岩質で奇石や大石が累積する岩山。山頂近くには岩穴があり、清水が一年中湧き出している。頂上からは周防・長門はもとより、石見の山々、瀬戸内海も一望できる。
常徳寺庭園
砂岩の露出岩盤を巧みに利用した池泉鑑賞式庭園。江戸時代後期の文献には、雪舟作との伝承が残る事や、江戸時代後期にはすでに庭園が荒廃し、埋没していた様子が記述されている。令和2年に復元整備工事が完了した。
十種ヶ峰
阿東地域と島根県津和野町にまたがってそびえる独立峰で、高さは988.8m。徳佐盆地から眺める姿が特に美しく「長門富士」とも呼ばれている。
鳴滝
椹野川上流問田川の支流鳴滝川にかかる滝。花崗岩の岩盤を流下する3段の滝から成り、最下段の滝が最も大きく、落差は約10mある。鳴滝の名は増水時の水音が雷鳴のようであることにちなむ。ハイキングコースにもなっている。
火の山連峰
南北に長い地形が侵食され、鋸歯状の尾根は8つのピークに分かれている。硬岩の細粒黒雲母花崗岩からなっていて岩峰地形を形成しており、山麓部は風化が進み緩斜面が広がっている。