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浄福寺

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じょうふくじ
浄福寺

文化財指定等状況

未指定

種別

史跡

地域

嘉川

所在地

山口市嘉川265番地 浄福寺

概要

説明

 高野山金剛峯寺を本山とする高野山真言宗の寺院で、山号は青龍山。境内には古墳がある。
 寺伝によれば大宝元年(701)、役小角(えんのおずぬ)に開山され、青冷山「長福寺成就院」と号した。
 以後は縁起不明だが応永年間(1394~1427)に日誓法印が熊野三社権現を勧請して再興した。以後、大内氏の祈願寺となり栄えた。享保元年(1716)には、25世有範法印が寺号を「正福寺」と号した。明治4年(1871)の神仏分離令により、小郡町中郷の「浄誓寺」を合併し「浄福寺」と改めた。浄誓寺の本堂を明治6年(1873)に移築したものが現在の観音堂である。
 明治32年(1899)36世真応法印と嘉川地区民の協力により嘉川八十八ヶ所霊場を開起した。本堂は昭和52年(1977)に再建されたものである。
 本堂には、本尊の「紅頗梨色(ぐはりしき) 阿弥陀如来」を安置している。

形態

寺院

規模

敷地面積 境内3,670平方メートル

立地

県道335号江崎陶線沿いの高台に位置

創建

大宝元年(701)

文献

・嘉川郷土史編纂特別委員会『郷土史 ふるさと嘉川』嘉川建設振興会、1994、P192-193
・若崎明ほか『ふるさと嘉川を歩く』嘉川地区豊かなさとづくり推進協議会、1996、P2
・杉山正實『嘉川の文化財』2009、P30
・嘉川自治連合会『ふるさと嘉川の遺跡・史跡』2015、P66,67(東ルート28)