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長沢池

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ながさわいけ
長沢池

文化財指定等状況

未指定

種別

史跡
名勝

時代(大分類)

近世

時代(小分類)

江戸

地域

鋳銭司

所在地

山口市鋳銭司(一部防府市台道)

概要

説明

 田畑にとって重要なことに農業用水の確保が挙げられる。河川を容易に利用できる村落ではこれを利用し、一方で地形的に河川の利用の不可能な村落では多く溜池(堤)を利用した。
 長沢堤(長沢池)は、小郡宰判の代官であった東條九郎右衛門の尽力により、慶安4年(1651)頃に農業用水池として完成した。
 天保年間には鋳銭司村、名田島村、大道村の田畑149町3反3畝10歩に堤水を供給し、長沢堤を利用する村々は干ばつをまぬがれた。

規模

周囲約4.2km 満水面積約37ha 最高水深約5m

文献

・山口市教育委員会『やまぐち郷土読本』1988、P62
・山口市立鋳銭司小学校,内田 伸『郷土読本 鋳銭司』1991、P37-41
・山口市教育委員会文化課『ふるさと山口』1995、P87

関連文化財群

毛利氏による開作のあゆみ