本文
陶弘政の墓
すえひろまさ の はか

文化財指定等状況
未指定
種別
史跡
時代(大分類)
近世
時代(小分類)
江戸
地域
陶
所在地
山口市陶3907番地 正護寺
概要
説明
歴代住職の墓の並ぶ参道中央にある。正護寺を開山した僧の遺骨を納めた「開山塔」(写真右)と並んで、「正護寺殿」(写真左)の宝篋印塔がある。この石塔は、正護寺を建立した陶氏2代弘政の墓と伝えられている。石塔の左側面には正護寺住職12世「萬海」の名があり、「開山塔」にも「萬海造之」とあることから、江戸中期のものと推察される。「開山塔」には、延文2年丁酉(1357)8月7日とあり、長府功山寺の開祖と同じ傑山寂雄和尚(虚庵玄寂禅師)の名がある。
なお、宝篋印塔の上部は相輪が普通であるが、ここのは五輪塔上部のものがのっている。
なお、宝篋印塔の上部は相輪が普通であるが、ここのは五輪塔上部のものがのっている。
形態
宝篋印塔
規模
高さ105cm
材質
石(花崗岩)
立地
正護寺西側参道の右手に並ぶ歴代住職の墓の中央
制作者等
不明(左側面に「萬海造之」とある。)
文献
・青木繁『陶村史』陶村史編纂委員会、1974、P503
・『山口名勝旧跡図誌』
・『山口名勝旧跡図誌』
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