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正護寺

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しょうごじ
正護寺

文化財指定等状況

未指定

種別

史跡

時代(大分類)

近世

時代(小分類)

江戸

地域

所在地

山口市陶3907番地 正護寺

概要

説明

 山号を万松山といい、釈迦如来を本尊とする臨済宗の寺。本尊のほかに、山口県指定有形文化財の「木造薬師如来坐像」がある。これは、平安時代初期の特徴をよく表しており、県下最古の木造仏である。
 『防長風土注進案』には、「北朝後光厳院延文年中陶越前守弘政建立」とあるので、創建は今から660年余前になる。陶氏が居城(館)を構えたころ、城内の祈願所としてこの寺を建て、曹洞宗に属して寺門も栄えたが、大内氏滅亡とともに廃寺同様の悲運に見舞われた。のちに、毛利氏が再興させたが、大内輝弘の乱で兵火にかかった。陶出身で、大円恵満和尚がこれを嘆き、江戸時代初期に再建したという。
 寺は、現在地より南にあったが、陶氏館がなくなった後に建てたものである。
 境内には、歴代住職の墓が並んでおり、開基陶弘政の「正護寺殿」や陶晴賢の分骨を収めたと伝えられる墓もある。 境内近くの墓地には、陶の偉人の富永有隣家の墓や、小郡の代官であった北川清助の墓がある。寺の山門は、小郡代官所の正門だったものを明治になった移築したものである。また、明治の初めの脱隊騒動に際しては、この寺が脱隊兵の屯所となり、本堂の柱にその時の銃弾の跡が残っている。

形態

寺院

文献

・青木繁『陶村史』陶村史編纂委員会、1974、P396
・『郷土読本 ふるさと陶』山口市陶郷土読本編集委員会、1996

関連文化財群

維新策源地・山口