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いとこ煮

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いとこに
いとこ煮

文化財指定等状況

未指定

種別

その他

地域

大殿

所在地

大殿地区 および 山口市古熊一丁目10番3号 古熊神社

概要

説明

 以前は冠婚葬祭で出されていた料理。山口天神祭りの11月25日の直会で振舞われる。
 祝いの場合、紅白餅(白3つ、赤2つ)、かまぼこ、小豆を煮たものに、もどした乾燥しいたけを入れてお汁にする。甘さ控えめ。小豆を固めに炊くのは割れると縁起が悪いため、という説がある。弔事の時は白い白玉を入れる。
 いとこ煮の名称は、めいめいが持ち寄った具材を追々(おいおい)入れることから付いたとされる。

規模

1杯200g程度

材質

小豆、乾燥しいたけ、かまぼこ、砂糖、塩

文献

・『日本の食生活全集35 聞き書 山口の食事』農山漁村文化協会、1989
・高橋修治『料理三業』高橋伸一、1995
・松岡利夫『周防長門の生活誌』山口県教育会、1976
・山口防府地域生活改善実行グループ連絡協議会『伝えたいふるさとの味~山口防府地域生改連郷土料理レシピ集~』2010
・生活協同組合コープやまぐち『伝え合うおいしいやまぐち 現代に生かす伝統食』2013