本文
木造阿弥陀如来坐像・木造聖観世音菩薩立像・木造地蔵菩薩立像 [禅昌寺]
もくぞうあみだにょらいざぞう・もくぞうしょうかんぜおんぼさつりゅうぞう・もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう

文化財指定等状況
市指定
指定区分
有形文化財
指定年月日
昭和60年11月1日
種別
有形文化財(美術工芸品)
美術工芸品の分類
彫刻
時代(大分類)
古代
時代(小分類)
平安
地域
小鯖
所在地
山口市下小鯖1170番地 禅昌寺
概要
説明
この三尊仏は、禅昌寺境内奥の中の院(阿弥陀堂)にあり、阿弥陀如来坐像を中央に、右に聖観世音菩薩立像、左に地蔵菩薩立像が安置されている。平安時代後期の作である。
【阿弥陀如来坐像】
檜材の寄木造りで、内刳りを施している。右足を上にして裳懸座(もかけざ)上に結跏趺坐(けっかふざ)する坐像で、像高144.5cm、膝張り115.5cmのいわゆる半丈六仏である。彩色は大部分が剥落しているが、顔、躰、手など肉身部には漆箔のあとが残る。面相は豊かな頬の円相で堂々とした体躯である。
【聖観世音菩薩立像】
檜材の一木造りで、像高は147cmである。頭躰部は竪一材で、右手は一材から彫り出し、肩で矧ぎつけ、左手は肩、臂、手首で矧ぎつけている。当初は、肉身部や衣に漆箔、彩色がされていたようで、わずか一部にその跡が残っている。
【地蔵菩薩立像】
檜材の一木造り、像高は146cm である。頭躰部、右手は一材から彫り出し、肩で矧ぎつける。左手は袖先までを一材で彫り出し、肩で矧ぎつけている。円頂、彫眼で三道を刻んでいる。衣は両肩を被い、足先をわずかに開き、そろえて岩座上に立っている。彩色はほとんど剥落している。
【阿弥陀如来坐像】
檜材の寄木造りで、内刳りを施している。右足を上にして裳懸座(もかけざ)上に結跏趺坐(けっかふざ)する坐像で、像高144.5cm、膝張り115.5cmのいわゆる半丈六仏である。彩色は大部分が剥落しているが、顔、躰、手など肉身部には漆箔のあとが残る。面相は豊かな頬の円相で堂々とした体躯である。
【聖観世音菩薩立像】
檜材の一木造りで、像高は147cmである。頭躰部は竪一材で、右手は一材から彫り出し、肩で矧ぎつけ、左手は肩、臂、手首で矧ぎつけている。当初は、肉身部や衣に漆箔、彩色がされていたようで、わずか一部にその跡が残っている。
【地蔵菩薩立像】
檜材の一木造り、像高は146cm である。頭躰部、右手は一材から彫り出し、肩で矧ぎつける。左手は袖先までを一材で彫り出し、肩で矧ぎつけている。円頂、彫眼で三道を刻んでいる。衣は両肩を被い、足先をわずかに開き、そろえて岩座上に立っている。彩色はほとんど剥落している。
地図の読み込みに関する問題が発生したとき<外部リンク>