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洞海寺のカヤノキ

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とうかいじ の かやのき
洞海寺のカヤノキ

文化財指定等状況

市指定

指定区分

天然記念物

指定年月日

昭和57年3月2日

種別

天然記念物

地域

小鯖

所在地

山口市上小鯖530番地 洞海寺

概要

説明

 円錐状の典型的な樹形をなし、幹にはイタビカズラやナツヅタが這い上がっている。また幹の上部にはフウランが着生している。幹の基部に多少の腐朽部はあるが樹勢は旺盛である。
 カヤノキは、イチイ科に属する針葉樹で、温暖帯に多く野生し、県下でもいたるところで見られる。材は木目が美しく、弾性に富み、碁盤材としては最も高級なものである。種子は、内部の胚乳から高級な食用油がとれ、精進料理の油として使われる。洞海寺のカヤノキも毎年多くの種子が採れるという。
 カヤノキの大木は野生のものはほとんど伐採され、わずかに社寺に残っているだけであり、洞海寺のカヤノキは、独立樹として県内最大のものと思われる。

形態

樹木

規模

目通り周囲4.5m 樹高約22m

立地

洞海寺境内の東側