本文
小鯖の板碑
おさばのいたひ
文化財指定等状況
市指定
指定区分
史跡
指定年月日
昭和40年3月20日
種別
史跡
時代(大分類)
中世
時代(小分類)
室町
地域
小鯖
所在地
山口市上小鯖583番地 鰐鳴八幡宮(小鯖八幡宮) 参道入口
概要
説明
地上100cm部分の断面は、前面及び背面各50cm、右側33cm、左側34cmでほぼ長方形である。下部に台座などは無く、地中に埋め込んでいる。
正面上部に3つの梵字があり、上が阿弥陀如来、右が聖観音、左が勢至菩薩をあらわしている。その下に「僧国俊貞治六年丁未九月廿六日敬白」の刻銘がある。貞治は北朝年号で、6年は南朝の正平22年(1367)にあたる。山口県下には記念銘のある板碑は少なく市内では最古唯一の板碑である。板碑は、日本における塔婆の一種で、多くが板状の石を使っているのでその名がある。しかし、必ずしも板状のものばかりではなく、厚みのある角柱に等しいものもある。日本では、鎌倉時代中期から江戸時代初期の間に多く造られている。
正面上部に3つの梵字があり、上が阿弥陀如来、右が聖観音、左が勢至菩薩をあらわしている。その下に「僧国俊貞治六年丁未九月廿六日敬白」の刻銘がある。貞治は北朝年号で、6年は南朝の正平22年(1367)にあたる。山口県下には記念銘のある板碑は少なく市内では最古唯一の板碑である。板碑は、日本における塔婆の一種で、多くが板状の石を使っているのでその名がある。しかし、必ずしも板状のものばかりではなく、厚みのある角柱に等しいものもある。日本では、鎌倉時代中期から江戸時代初期の間に多く造られている。
規模
地上から頂上までの高さは195cm
材質
玢岩(ひんがん)の自然石
立地
鰐鳴八幡宮御旅所
製作年/建造年
貞治6年(1367)、南朝の正平22年にあたる。
文献
・『防長風土注進案 12 山口宰判上』、P237~
・板倉道義『小鯖村史』小鯖村史刊行会、1967、P327~
・山口県神社庁『山口縣神社誌』、1998、P578~
・板倉道義『小鯖村史』小鯖村史刊行会、1967、P327~
・山口県神社庁『山口縣神社誌』、1998、P578~
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