本文
山根観音堂 竹に雀の紋
やまねかんのんどう たけにすずめ の もん

文化財指定等状況
未指定
種別
有形文化財(美術工芸品)
美術工芸品の分類
工芸品
地域
大内
所在地
山口市大内氷上四丁目4番 山根観音堂
概要
説明
この観音堂は興隆寺の一坊にあった建物を移築したものである。
建立年代は不詳であるが、実肘木の形式や、内部波支輪の存在から18世紀中頃と考えられている。
竹に雀の紋は室町時代の関東管領・上杉家の家紋で、桐の紋と同じく諸大名の羨望した紋。
上杉憲実が入道して諸国を行脚し、長門国大寧寺に来ると大内政弘は父子の関係を結び且つ上杉氏の竹に雀の家紋を譲り受けた。その事は鎌倉大草紙に記されている。「大内殿は憲実の養子となり、上杉山内の系図を継ぎ、篠の丸にまひ雀の幕の紋を請て憲実を御父として崇敬限りなし」
建立年代は不詳であるが、実肘木の形式や、内部波支輪の存在から18世紀中頃と考えられている。
竹に雀の紋は室町時代の関東管領・上杉家の家紋で、桐の紋と同じく諸大名の羨望した紋。
上杉憲実が入道して諸国を行脚し、長門国大寧寺に来ると大内政弘は父子の関係を結び且つ上杉氏の竹に雀の家紋を譲り受けた。その事は鎌倉大草紙に記されている。「大内殿は憲実の養子となり、上杉山内の系図を継ぎ、篠の丸にまひ雀の幕の紋を請て憲実を御父として崇敬限りなし」
材質
木
文献
河野通毅『大内村誌』復刻版(原本:1958年発行)、マツノ書店、1988、P536-537
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