トップページ > 地域ごとにみる > 大殿 > 紙本着色孔雀牡丹図 [洞春寺]

本文

紙本着色孔雀牡丹図 [洞春寺]

印刷用ページを表示する <外部リンク>
しほんちゃくしょくくじゃくぼたんず
紙本着色孔雀牡丹図

文化財指定等状況

市指定

指定区分

有形文化財

指定年月日

平成28年1月13日

種別

有形文化財(美術工芸品)

美術工芸品の分類

絵画

時代(大分類)

近世

時代(小分類)

安土桃山

地域

大殿

所在地

山口市亀山町3番1号 山口県立美術館(寄託)

概要

説明

 紙に多色を用いて大きく花鳥を描いた四曲一双の屏風で、右隻には八重桜を背景にして孔雀の雌雄を、左隻には水辺に大輪の花をつけた牡丹を描く。
 右隻第4扇、左隻第1扇と第4扇のほぼ中央に引手跡があり、左右隻の画面が連続することから、もとは連続する襖絵4面であったと思われる。
 保存状態は悪く、右隻第1扇の絵は全面欠失し、他にも欠落している部分が多い。絵の具も多く剥落している。
『防長寺社由来』には等顔筆の孔雀図屏風1双が記録されており、本図を示すと考えられる。

規模

四曲一双 右隻縦166.1cm、横266.9cm、左隻縦166.1cm、横267.6cm

制作者等

作者の落款や印章はないが、作風、技法からみて桃山時代の萩藩御抱絵師であった雲谷等顔の作品と考えられる。