本文
秋本春三鉄道資料
あきもとしゅんぞうてつどうしりょう
文化財指定等状況
市指定
指定区分
有形文化財
指定年月日
平成25年3月22日
種別
有形文化財(美術工芸品)
美術工芸品の分類
歴史資料
時代(大分類)
近代
時代(小分類)
明治
大正
大正
地域
小郡
所在地
山口市小郡下郷609番地3 山口市小郡文化資料館
概要
説明
秋本春三は、明治7年(1874)に現在の山口市名田島で生まれ、山口中学校、山口高等中学校で学んだ後、東京の攻玉社土木科(土木の専門学校)で土木を学び、日本鉄道に入社し鉄道に関わる仕事をしたと言われている。明治43年(1910)頃に小郡に帰郷、明治45年(1912)頃から長州鉄道(山口県下関市)の建設に関わった。大正2年(1913)小郡町会議員になり以降、小郡町長、山口市議会副議長などを歴任した。
秋本春三鉄道資料は、秋本が作成、所蔵していた明治・大正時代の鉄道に関する資料で、図面、設計資料、土木工事費の計算書など120点で構成されている。
図面は、橋やトンネル、駅舎、レールなどであり、福島県、茨城県、東京都、京都府、兵庫県など様々な地域のものが含まれている。設計資料としては、橋やトンネルを設計する上での標準図や構造計算に関する資料がある。土木工事費の計算書は長州鉄道に関するもので、鉄道建設の費用を細かく知る事ができる。また、秋本春三自身の手帳もあり、鉄道や土木技術に関する詳細な記録が残されている。
これらの資料は、明治・大正期の鉄道古文書として全国的に見ても貴重であり、近代化への歩みを始めた明治時代の土木技術を知ることのできる貴重な記録である。
資料は昭和60年(1985)に秋本家より旧小郡町に寄贈され、山口市小郡文化資料館において保管されている。
秋本春三鉄道資料は、秋本が作成、所蔵していた明治・大正時代の鉄道に関する資料で、図面、設計資料、土木工事費の計算書など120点で構成されている。
図面は、橋やトンネル、駅舎、レールなどであり、福島県、茨城県、東京都、京都府、兵庫県など様々な地域のものが含まれている。設計資料としては、橋やトンネルを設計する上での標準図や構造計算に関する資料がある。土木工事費の計算書は長州鉄道に関するもので、鉄道建設の費用を細かく知る事ができる。また、秋本春三自身の手帳もあり、鉄道や土木技術に関する詳細な記録が残されている。
これらの資料は、明治・大正期の鉄道古文書として全国的に見ても貴重であり、近代化への歩みを始めた明治時代の土木技術を知ることのできる貴重な記録である。
資料は昭和60年(1985)に秋本家より旧小郡町に寄贈され、山口市小郡文化資料館において保管されている。
関連文化財群
陸・川・海の道と交流の遺産
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