本文
紙本墨書嘯岳鼎乕墨蹟(山居偈)
しほんぼくしょしょうがくていこぼくせき (さんきょげ)

文化財指定等状況
市指定
指定区分
有形文化財
指定年月日
平成22年2月17日
種別
有形文化財(美術工芸品)
美術工芸品の分類
書跡
時代(大分類)
近世
時代(小分類)
安土桃山
地域
大殿
所在地
山口市水の上町5番27号 洞春寺
概要
説明
中国・元時代の僧・中峰明本(ちゅほうみょうほん)の偈(げ)を嘯岳鼎乕(しょうがくていこ)が写したものである。
嘯岳鼎乕は博多に生まれ、入明後、竹原・妙法寺の住職などを務めた。元亀3年(1572)に毛利元就の菩提寺・洞春寺を毛利輝元が建立する際に開山として迎えられた。
筆遣いも丁寧で作品の完成度が高い。紙本着色無等像の賛に見られた中国・元時代の書家である趙孟頫の影響が本作では十分に消化されている。また中峰の偈を中峰の弟子である趙孟頫(ちょうもうふ)の書法で書いており、嘯岳鼎乕の法系(ほうけい)を明らかにしている点でも貴重である。
嘯岳鼎乕は博多に生まれ、入明後、竹原・妙法寺の住職などを務めた。元亀3年(1572)に毛利元就の菩提寺・洞春寺を毛利輝元が建立する際に開山として迎えられた。
筆遣いも丁寧で作品の完成度が高い。紙本着色無等像の賛に見られた中国・元時代の書家である趙孟頫の影響が本作では十分に消化されている。また中峰の偈を中峰の弟子である趙孟頫(ちょうもうふ)の書法で書いており、嘯岳鼎乕の法系(ほうけい)を明らかにしている点でも貴重である。
規模
縦39.9cm、横49.4cm
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