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紙本着色無等像 [洞春寺]

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しほんちゃくしょくむとうぞう
紙本着色無等像

文化財指定等状況

市指定

指定区分

有形文化財

指定年月日

平成22年2月17日

種別

有形文化財(美術工芸品)

美術工芸品の分類

絵画

時代(大分類)

中世

時代(小分類)

室町

地域

大殿

所在地

山口市亀山町3番1号 山口県立美術館(寄託)

概要

説明

 妙法寺(竹原)開山の無等を描いた禅僧肖像画である。元亀3年(1572)の作。作者は不明である。
 賛者の嘯岳鼎乕(しょうがくていこ)は博多に生まれ、入明後、竹原・妙法寺の住職などを務めた。元亀3年に毛利元就の菩提寺・洞春寺を毛利輝元が建立する際に開山として迎えられた。
 本図は穏やかながらも厳しさを秘めた無等の顔貌を、伸びやかな描線を用いて表現している。市内に残る室町時代の禅宗肖像画として、嘯岳鼎乕の妙法寺住持時期の賛を残す遺品として価値が高い。

規模

高さ15.5cm、幅46.7cm

製作年/建造年

元亀3年(1572)