本文
今八幡宮天文十四年祭礼名籍札 [今八幡宮]
いまはちまんぐうてんぶんじゅうよんねんさいれいみょうせきさつ
文化財指定等状況
市指定
指定区分
有形文化財
指定年月日
平成21年3月27日
種別
有形文化財(美術工芸品)
美術工芸品の分類
歴史資料
時代(大分類)
中世
時代(小分類)
室町
地域
大殿
所在地
山口市春日町5番1号 山口市歴史民俗資料館(寄託)
概要
説明
黒漆塗りの一枚板に白字で45行にわたって今八幡宮祭礼時の神官等の名前が列記されている。年代は天文14年(1545)8月26日。
本名籍は、今八幡宮の九月の例祭にあたって、大内義隆が祭礼の執行に着到すべき神主等を指定し、その中から祭礼期間中の当直者の順番を定め、この名籍を遵守して祭礼を執行するよう命じたものである。
告知のため板書して掲示したと考えられるが、中世における祭礼時の神官の交名(こうみょう)を板書した例はこれ以外にはなく、珍しいものである。
今八幡宮は大内氏を旦那とする名社で、中世において高嶺大神宮・祇園社・多賀社とともに大内氏の厚い庇護を受けてきた。本名籍は当社の祭礼の執行に大内氏が直接関わっていたこと、あるいは祭礼の実施に際して多賀社・高嶺大神宮・祇園社の神官等も参加したことを示しており、中世における祭礼運営の在り方をみるうえで、また大内氏の信仰を考えるうえでも貴重である。
本名籍は、今八幡宮の九月の例祭にあたって、大内義隆が祭礼の執行に着到すべき神主等を指定し、その中から祭礼期間中の当直者の順番を定め、この名籍を遵守して祭礼を執行するよう命じたものである。
告知のため板書して掲示したと考えられるが、中世における祭礼時の神官の交名(こうみょう)を板書した例はこれ以外にはなく、珍しいものである。
今八幡宮は大内氏を旦那とする名社で、中世において高嶺大神宮・祇園社・多賀社とともに大内氏の厚い庇護を受けてきた。本名籍は当社の祭礼の執行に大内氏が直接関わっていたこと、あるいは祭礼の実施に際して多賀社・高嶺大神宮・祇園社の神官等も参加したことを示しており、中世における祭礼運営の在り方をみるうえで、また大内氏の信仰を考えるうえでも貴重である。
規模
縦32.6cm、横187.2cm、厚さ1.5cm
製作年/建造年
天文14年(1545)8月26日
関連文化財群
今に息づく大内氏の歴史文化
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