本文
絹本着色嘯岳鼎乕像 [洞春寺]
けんぽんちゃくしょくしょうがくていこぞう

文化財指定等状況
県指定
指定区分
有形文化財
指定年月日
令和7年3月25日
種別
有形文化財(美術工芸品)
美術工芸品の分類
絵画
時代(大分類)
近世
時代(小分類)
安土桃山
地域
大殿
所在地
山口市亀山町3番1号 山口県立美術館(寄託)
概要
説明
洞春寺開山の嘯岳鼎乕を描いた禅僧肖像画で、作者は不明である。
嘯岳は享禄元年(1528)、博多に生まれ聖福寺で禅を学んだ。入明後、他寺の住職を経て、元亀3年(1572)、毛利輝元が祖父元就の菩提を弔うために建立した洞春寺に迎えられた。文禄・慶長の役では輝元に従って渡海し、多くの典籍を集めて帰国した。それらは洞春寺開山嘯岳鼎乕禅師手沢本として洞春寺に伝えられている。
本図は嘯岳鼎乕の顔貌をよく表現しているだけでなく、描線もよどみなく引かれ、衣の文様なども丁寧に描かれており、かなり技量のある絵師によって描かれたものである。市内に残る数少ない優れた桃山時代の頂相画である。
嘯岳は享禄元年(1528)、博多に生まれ聖福寺で禅を学んだ。入明後、他寺の住職を経て、元亀3年(1572)、毛利輝元が祖父元就の菩提を弔うために建立した洞春寺に迎えられた。文禄・慶長の役では輝元に従って渡海し、多くの典籍を集めて帰国した。それらは洞春寺開山嘯岳鼎乕禅師手沢本として洞春寺に伝えられている。
本図は嘯岳鼎乕の顔貌をよく表現しているだけでなく、描線もよどみなく引かれ、衣の文様なども丁寧に描かれており、かなり技量のある絵師によって描かれたものである。市内に残る数少ない優れた桃山時代の頂相画である。
規模
高さ97.5cm、幅47.5cm
製作年/建造年
慶長2年(1597)
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