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徳地手漉き和紙

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とくぢてすきわし
徳地手漉き和紙

文化財指定等状況

市指定

指定区分

無形文化財

指定年月日

平成17年8月30日

種別

無形文化財

地域

徳地(島地)

所在地

山口市徳地島地

概要

説明

 山間部の徳地において紙の主原料である楮の栽培に最適な山畑が多く、享禄5年(1532)・永禄7年(1564)の『伊勢両大神宮中国九州御祓賦帳(おはらいくばりちょう)』に「小古祖紙屋孫衛門尉」と見られ、徳地小古祖に紙屋があり「得地紙」が生産販売されていたことがわかる。
 江戸時代では、防長四白(米・塩・蝋・紙)の生産が奨励されていたため、徳地では藩の保護のもとに藩専用の紙を生産していた。しかし、明治6年(1873)に請紙制度が廃止され、さらに量産を目的とする機械抄紙法が西洋から導入され和紙の需要は激減し、長い歴史をもつ伝統技術は消滅の危機にさらされている。 しかしながら、徳地和紙の伝統は今も島地の地に引き継がれている。

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