本文
木造二天立像 [皇徳寺]
もくぞうにてんりゅうぞう
文化財指定等状況
市指定
指定区分
有形文化財
指定年月日
平成6年7月21日
種別
有形文化財(美術工芸品)
美術工芸品の分類
彫刻
時代(大分類)
古代
中世
中世
時代(小分類)
平安
鎌倉
鎌倉
地域
仁保
所在地
山口市仁保中郷163番地 皇徳寺
概要
説明
この二天立像は、『寺社由来』の山口宰判仁保下郷の見性院の項に、脇立仁王とあるがそれがこの二天立像である。頭・躰の主幹部と足枘(あしほぞ)を含めて竪一材から彫り出し、阿形は襟下19.7cmの所から裳裾まで、吽形は腰下から裳裾までを割り、内刳りを施し、背板を当てている。両腕は、肩と手首で矧いでいる。両像の手首から先は後世の補修である。
ともに低い単髻(たんけい)、天冠台が彫られ、彫眼で躰には唐草の甲冑をまとっている。足下の邪鬼は紛失し、厚板の上に立っている。ともに左手を挙げて戟げき(欠失)を持ち、右手は下げて腰に当てている。二天の手の形が、左右同形であるのは異例である。ともに平安時代末期から鎌倉時代初期の作である。
ともに低い単髻(たんけい)、天冠台が彫られ、彫眼で躰には唐草の甲冑をまとっている。足下の邪鬼は紛失し、厚板の上に立っている。ともに左手を挙げて戟げき(欠失)を持ち、右手は下げて腰に当てている。二天の手の形が、左右同形であるのは異例である。ともに平安時代末期から鎌倉時代初期の作である。
規模
〔阿形〕像高157.0cm、〔吽形〕像高159.5cm
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