本文
鰐鳴八幡宮本殿・拝殿 附 宮殿 附 棟札
わになきはちまんぐう ほんでん・はいでん つけたり くうでん つけたり むなふだ

文化財指定等状況
市指定
指定区分
有形文化財
指定年月日
平成6年7月21日
種別
有形文化財(建造物)
時代(大分類)
近世
時代(小分類)
江戸
地域
小鯖
所在地
山口市上小鯖583番地 鰐鳴八幡宮(小鯖八幡宮)
概要
説明
鰐鳴八幡宮の神霊は、平安時代の中頃に大分県の宇佐八幡宮から勧請したと伝えられている。神霊を宇佐に迎えに行っての帰途、山口湾から椹野川を遡り、山口の鰐石に上陸したとき、ここまで従い来ていた鰐が別れを惜しんで鳴いたという故事によって鰐鳴八幡宮という。
当社は領主の崇敬が篤く『防長風土注進案』に文安5年(1448)大内教弘、永禄3年(1560)毛利隆元、永禄10年(1567)毛利輝元などの社領安堵状がみえ、また明治維新まで御除地高2石を充てられていた。
〈本殿〉向拝付三間社流造で、屋根は鉄板葺である。建立時期は、明治28年(1895)の取調書の中に「貞享3年(1686)9月改造」と有り、また細部様式からしても時代的に差し支えないものと思われる。
〈拝殿〉楼門形式の拝殿で、正面に向唐破風を付し、出組斗栱、二軒の軒廻りは山口地方独特の様式である。建立時期は、上層の背面中備に打ち付けられている棟札から寛政3年(1791)9月6日であることがわかる。
当社は領主の崇敬が篤く『防長風土注進案』に文安5年(1448)大内教弘、永禄3年(1560)毛利隆元、永禄10年(1567)毛利輝元などの社領安堵状がみえ、また明治維新まで御除地高2石を充てられていた。
〈本殿〉向拝付三間社流造で、屋根は鉄板葺である。建立時期は、明治28年(1895)の取調書の中に「貞享3年(1686)9月改造」と有り、また細部様式からしても時代的に差し支えないものと思われる。
〈拝殿〉楼門形式の拝殿で、正面に向唐破風を付し、出組斗栱、二軒の軒廻りは山口地方独特の様式である。建立時期は、上層の背面中備に打ち付けられている棟札から寛政3年(1791)9月6日であることがわかる。
材質
〔本殿〕鉄板葺き(屋根)
〔宮殿〕木材
〔棟札〕木材
〔宮殿〕木材
〔棟札〕木材
立地
〔宮殿〕本殿内
〔棟札〕拝殿
〔棟札〕拝殿
製作年/建造年
〔本殿〕貞享3年(1686)9月改造 〔拝殿〕寛政3年(1791)9月6日
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