本文
木造二天立像 [玄答院]
もくぞうにてんりゅうぞう
文化財指定等状況
市指定
指定区分
有形文化財
指定年月日
平成5年6月30日
種別
有形文化財(美術工芸品)
美術工芸品の分類
彫刻
時代(大分類)
古代
中世
中世
時代(小分類)
平安
鎌倉
鎌倉
地域
仁保
所在地
山口市仁保下郷2075番地 玄答院
概要
説明
両像とも、彫眼、頭、躰の主幹部を竪一材から彫り出し、背面襟下から裳裾まで割り矧ぎをし、内刳りを施している。ともに垂髪を結い、天冠台を彫っている。甲冑をまとい、腹前に獅噛をつけている。
阿形は持国天、吽形は増長天と見られる。様式的に平安時代後期の作品と思われる。
〔持国天〕右手を腰に当て、左手を上げ戟(欠失)を持ち、腰を右にひねり、岩座上に立つ。右手は肩と手首では矧ぎつけ、袖の中央から先矧ぎつけをしている。この右手は後世に補修をしている。左手は一材から彫り出し、肩で矧ぎつけている。右足踵は前矧ぎつけ、左足は先矧ぎつけであるが、どちらも後世に補修をしている。
〔増長天〕左手を腰に当て、右手をあげ戟(欠失)を持ち、腰を左にひねり、岩座上に立つ。右手は、袖手首までを一材から彫り出して肩で矧ぎつけており、手首から先は、後世に補修をしている。左手は袖の中央部、手首までを一材から彫り出し、肩で矧ぎつけ、手首から先と袖中央から先は後世に補修をしている。
阿形は持国天、吽形は増長天と見られる。様式的に平安時代後期の作品と思われる。
〔持国天〕右手を腰に当て、左手を上げ戟(欠失)を持ち、腰を右にひねり、岩座上に立つ。右手は肩と手首では矧ぎつけ、袖の中央から先矧ぎつけをしている。この右手は後世に補修をしている。左手は一材から彫り出し、肩で矧ぎつけている。右足踵は前矧ぎつけ、左足は先矧ぎつけであるが、どちらも後世に補修をしている。
〔増長天〕左手を腰に当て、右手をあげ戟(欠失)を持ち、腰を左にひねり、岩座上に立つ。右手は、袖手首までを一材から彫り出して肩で矧ぎつけており、手首から先は、後世に補修をしている。左手は袖の中央部、手首までを一材から彫り出し、肩で矧ぎつけ、手首から先と袖中央から先は後世に補修をしている。
規模
〔持国天〕像高169cm、〔増長天〕像高173cm
材質
檜材
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