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木造獅子頭 [仁壁神社]
もくぞうししがしら

文化財指定等状況
市指定
指定区分
有形文化財
指定年月日
昭和57年3月2日
種別
有形文化財(美術工芸品)
美術工芸品の分類
彫刻
時代(大分類)
近世
時代(小分類)
江戸
地域
宮野
所在地
山口市三の宮二丁目9番 仁壁神社
概要
説明
この獅子頭は、江戸時代初期の慶長13年(1608)に造られたもので、頭部(上顎部とも)と下顎部をそれぞれ別々の材から彫り出し、鉄鐶でつないでいる。彩色は、外面を艶消しの黒漆塗りとし、内面はすべて朱漆塗りである。唇は朱、歯は金泥(きんでい)彩(さい)である。ほとんど起伏を見せない扁平な頭で、顎の奥あたりから後頭部にかけて巻髪をたたみ、太い眉を寄せ、眼を怒らし、瞳に銅板の金輪を入れている。鼻は小鼻を横に大きく張り出しているが、特に甲高ではない。上顎、下顎とも起伏に乏しく温和である。
下顎部の裏面に「周防国、三之宮 慶長拾三年甲戍二月吉日」の陰刻と、頭部の内面に「新見作」という作者銘があるが、新見については他に作品が見あたらず不明である。
下顎部の裏面に「周防国、三之宮 慶長拾三年甲戍二月吉日」の陰刻と、頭部の内面に「新見作」という作者銘があるが、新見については他に作品が見あたらず不明である。
規模
総長55.7cm
材質
楠
製作年/建造年
慶長13年(1608)
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