本文
木造不動明王立像 [龍蔵寺]
もくぞうふどうみょうおうりゅうぞう
文化財指定等状況
市指定
指定区分
有形文化財
指定年月日
昭和43年6月25日
種別
有形文化財(美術工芸品)
美術工芸品の分類
彫刻
時代(大分類)
中世
時代(小分類)
鎌倉
地域
吉敷
所在地
山口市吉敷1750番地 龍蔵寺
概要
説明
この不動明王立像は、檜材の寄木造りで像高は103cmである。内刳りを施している。
焔髪(えんぱつ)、左前に弁髪(べんぱつ)をたらし、右瞋目(しんもく)、左半眼の天地眼で、閉口、右手を屈し手首を腰部につけて剣を執っている。左手は屈して手首を側面前にあげ、羂索(けんさく)を執る形をしている。条帛(じょうはく)を左肩に、右脇にかけ裳をつけている。腰をわずかに左にひねり、岩座に立っている。彩色はほとんど剥落している。
躰内に銘文があり、次のように記されている。
「為此不動尊造立供養志者大円上人善尺上人悲母尊霊津守氏女二親法印門跡殊左京権大夫殿駿河守殿以下討死自害人々乃至法界衆生今世後□仍造□供養如件 嘉元四年六月十二日僧明心(花押)津守氏女(花押)藤原家永(花押)沙弥成仏(花押)津守盛□(花押)大仏師見阿弥陀仏(花押)僧得智(花押)」
嘉元4年(1306)の作であり、毘沙門天と一対として造られたものと思われる。
焔髪(えんぱつ)、左前に弁髪(べんぱつ)をたらし、右瞋目(しんもく)、左半眼の天地眼で、閉口、右手を屈し手首を腰部につけて剣を執っている。左手は屈して手首を側面前にあげ、羂索(けんさく)を執る形をしている。条帛(じょうはく)を左肩に、右脇にかけ裳をつけている。腰をわずかに左にひねり、岩座に立っている。彩色はほとんど剥落している。
躰内に銘文があり、次のように記されている。
「為此不動尊造立供養志者大円上人善尺上人悲母尊霊津守氏女二親法印門跡殊左京権大夫殿駿河守殿以下討死自害人々乃至法界衆生今世後□仍造□供養如件 嘉元四年六月十二日僧明心(花押)津守氏女(花押)藤原家永(花押)沙弥成仏(花押)津守盛□(花押)大仏師見阿弥陀仏(花押)僧得智(花押)」
嘉元4年(1306)の作であり、毘沙門天と一対として造られたものと思われる。
規模
像高は103cm
材質
檜材
制作者等
仏師 見阿弥陀仏 毘沙門天立像の造像銘より
地図の読み込みに関する問題が発生したとき<外部リンク>