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木造獅子頭 [花尾八幡宮]

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もくぞうししがしら
木造獅子頭

文化財指定等状況

市指定

指定区分

有形文化財

指定年月日

昭和4年4月1日

種別

有形文化財(美術工芸品)

美術工芸品の分類

彫刻

時代(大分類)

中世

時代(小分類)

鎌倉

地域

徳地(島地)

所在地

山口市徳地島地354番地 花尾八幡宮

概要

説明

 この獅子頭は、檜材を用い上顎部と下顎部を各一材から彫り出している。鼻を割矧ぎ、両耳を枘立てとし、表面は布貼、漆塗りで眼に銅板を貼り、さらに瞳に銅板を2枚重ね、層と口の上辺、後縁部、下顎の下縁部に植毛をしている。全体は低平で前後に長い形をはじめ、顎が薄く眼の輪郭が外側にあらわされている。もう一頭はこれと一対をなすよう、室町時代に作られたと思われる。
 花尾八幡宮祭礼神事に使用された一対の獅子頭で、一頭の下顎部に元亨2年(1322)の刻銘があり鎌倉時代に制作されたことがわかる。在銘のものとしては県下最古で貴重なものとなっている。

材質

檜材

製作年/建造年

元亨2年(1322)