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梵鐘 [光巖寺]

印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月8日更新 <外部リンク>
ぼんしょう
梵鐘

種別

有形文化財(美術工芸品)

美術工芸品の分類

工芸品

指定区分(1)

市指定

指定区分(2)

有形文化財

指定年月日

昭和50年8月1日

時代(大分類)

中世

時代(小分類)

室町

地域

大内

所在地

山口市大内問田一丁目16番8号 光巖寺

概要

説明

 光巖寺は、明治初年に問田の光勝院と平川の冷巌寺が合併し改称したものである。
 撞座(つきざ)は竜頭の軸線の方向に置き、造形も比較的丁寧で磨滅は少ない。池の間の各区に陰刻銘がある。この銘文により応永2年(1395)5月10日に、兵庫頭源朝臣弘家が大檀那となり、石見国吉賀郡木部八幡宮に寄進されたことがわかる。
 木部八幡宮は、弘安5年(1282)あるいは元応2年(1320)頃、吉見氏が鎌倉鶴ヶ岡八幡宮を勧請したものと伝えられている。梵鐘は大内の多聞寺へ移り、その後光巌寺の蔵に移ったが、その時期は明らかでない。

規模

総高87cm、口径51.5cmで、上帯、下帯とも無文、乳は3段3列に配し4区合計36個である。

製作年/建造年

応永2年(1395)