トップページ > 地域 > 大内 > 鰐口 [光巖寺]

本文

鰐口 [光巖寺]

印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月8日更新 <外部リンク>
わにぐち
鰐口

種別

有形文化財(美術工芸品)

美術工芸品の分類

工芸品

指定区分(1)

市指定

指定区分(2)

有形文化財

指定年月日

昭和51年12月21日

時代(大分類)

中世

時代(小分類)

室町

地域

大内

所在地

山口市大内問田一丁目16番8号 光巖寺

概要

説明

 この鰐口は、肩、胴の中央に、表と裏の鋳型を合わせた継ぎ目の跡が残っている。鼓面は二重の細く小さく隆起した圏線で、撞座つきざ、中区、銘帯の3区に分けている。撞座区は無文である。銘は表面の銘帯に陰刻され、左に「奉懸仁平寺日吉山王社鰐口」、右に「右志者為天長地久持信心法主恒受快楽之故如志」、中央下方に「応永廿五正月廿四日」とあり、応永25年(1418)に寄進されたことがわかる。
 銘文にある仁平寺は、寺伝によれば仁平元年(1151)の創建で、年号を以て寺号としたという。この鰐口が掲げられた日吉山王社は仁平寺の鎮守で、仁平寺の創建と同時に近江国日枝の山から勧請したと伝えられている。

規模

鼓面の径が19.4cmで小型。肩の厚さは3.1cmで薄く、鼓面のふくらみもほとんど無く扁平。

製作年/建造年

応永25年(1418)寄進