トップページ > 地域 > 仁保 > 東仙寺厨子

本文

東仙寺厨子

印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月5日更新 <外部リンク>
とうせんじずし
東仙寺厨子

種別

有形文化財(建造物)

指定区分(1)

市指定

指定区分(2)

有形文化財

指定年月日

平成4年7月20日

時代(大分類)

中世

時代(小分類)

室町

地域

仁保

概要

説明

 この厨子は、東仙寺境内の観音堂に安置されており、高さ約2.2mで欅と杉材によって造られている。構造は桁行一間、梁間二間入母屋造平入、本瓦形板葺である。創建は明応8年(1499)12月28日、作者は大工孫左衛門や長寿寺および乗福寺大工と書かれた墨書が内背面および両側面に残っている。建築手法から大内時代の様式を十分発揮した15世紀末の極めて優秀な建造物といえる。ただし、台輪から上、斗栱、軒、破風などは18世紀の造り替えのものであるが、大内時代の形式を伝えている。東仙寺は慶雲元年(704)僧行基によって創建されたと伝えられている。本尊は十一面観音菩薩坐像である。像高81cm、檜材の寄せ木造りで、南北朝時代の作と思われる。大内氏の帰依が厚く、当時は伽藍も完備していたようである。明応初年に全焼し、明応8年に再建、貞亨2年(1685)に改築されている。

規模

高さ約2.2m

材質

欅と杉材

制作者等

大工孫左衛門や長寿寺および乗福寺大工と書かれた墨書が内背面および両側面に残っている。

創建

明応8年(1499)12月28日

関連文化財群

今に息づく大内氏の歴史文化