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木造獅子頭 [仁壁神社]

印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月12日更新 <外部リンク>
もくぞうししがしら
木造獅子頭

種別

有形文化財(美術工芸品)

美術工芸品の分類

彫刻

指定区分(1)

市指定

指定区分(2)

有形文化財

指定年月日

昭和57年3月2日

時代(大分類)

近世

時代(小分類)

江戸

地域

宮野

所在地

山口市三の宮二丁目9番 仁壁神社

概要

説明

 この獅子頭は、江戸時代初期の慶長13年(1608)に造られたもので、頭部(上顎部とも)と下顎部をそれぞれ別々の材から彫り出し、鉄鐶でつないでいる。彩色は、外面を艶消しの黒漆塗りとし、内面はすべて朱漆塗りである。唇は朱、歯は金泥(きんでい)彩(さい)である。ほとんど起伏を見せない扁平な頭で、顎の奥あたりから後頭部にかけて巻髪をたたみ、太い眉を寄せ、眼を怒らし、瞳に銅板の金輪を入れている。鼻は小鼻を横に大きく張り出しているが、特に甲高ではない。上顎、下顎とも起伏に乏しく温和である。
 下顎部の裏面に「周防国、三之宮 慶長拾三年甲戍二月吉日」の陰刻と、頭部の内面に「新見作」という作者銘があるが、新見については他に作品が見あたらず不明である。

規模

総長55.7cm

材質

製作年/建造年

慶長13年(1608)