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十二の舞

印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月5日更新 <外部リンク>
じゅうにのまい
十二の舞

種別

無形民俗文化財

指定区分(1)

市指定

指定区分(2)

無形民俗文化財

指定年月日

昭和52年3月30日

地域

秋穂

所在地

秋穂東赤崎地区・山口市秋穂東2566番地 赤崎神社

概要

説明

 赤崎神社では例年6月の申の日と霜月11月の申の日を祀り、特に13年目の申年霜月申の日には、国家安全・五穀豊穣を祈願し、十二の舞が奉納される習慣があった。
 古老たちの口伝によると昔この社の西方の森に猿が住みつき、農作物を荒らし疫病が流行して困り果て、猿と疫病を封じ込めようと「十二の舞」が奉納されるようになったといわれている。
 この舞は、神楽舞に始まり当神社末社の勧請の舞、日本(ひのもと)の大社・厄神、三宝荒神等の諸神霊を迎える舞がそれらの神々の前で行われ、王子の舞(四方四季を司る舞)と続き、その後岩戸の舞という天の岩戸開きがあり、最後に「御崎の舞」が行われる。
 いつ頃から行われているかは明らかでないが、文政7年(1836)に初めて一般の人達の神楽となり赤崎地区の若者が受け継いで奉納するようになった。終戦後、一時中断していたが昭和48 年地元赤崎に保存会が結成され今日に至っている。

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