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高嶺太神宮御鎮坐伝記

印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月9日更新 <外部リンク>
こうのみねだいじんぐうごちんざでんき
高嶺太神宮御鎮坐伝記

種別

有形文化財(美術工芸品)

美術工芸品の分類

書跡

指定区分(1)

市指定

指定区分(2)

有形文化財

指定年月日

昭和40年3月20日

時代(大分類)

中世

時代(小分類)

室町

地域

大殿

所在地

山口市滝町4番4号 山口大神宮

概要

説明

 奥書に「永正十七年閏六月下旬註之」の銘と、総奉行弘中越中守武長の花押があるので、大神宮創建当時の記録であると思われる。伝記の内容は、高嶺太神宮の建設に際し、宮地の選定、工事に関係した人々、工事の進行状況や材料の選定などについて詳細に記されており、室町時代末の神社建築の材料や手法を知る上にも貴重である。
 山口大神宮は、大内義興が伊勢から神霊を勧請して創建した神社である。永正15年(1518)に京都管領代を辞して帰国した義興は、すぐに宮地を高嶺の麓に選定して、社殿の造営を始めた。永正16年11月に内宮が、翌17年4月に外宮が落成し、6月29日に神明を奉祀し、遷宮式を行い、義興父子が参詣した。この伝記にはこの間の記録が細かく記されている。

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