防災・減災に資する河川改修及び河川管理施設の老朽化対策に係る予算等の拡充を求める意見書
意見書全文
防災・減災に資する河川改修及び河川管理施設の老朽化対策に係る予算等の拡充を求める意見書
当市では、昨年7月に、これまでに経験したことのない記録的な大雨により大規模な河川氾濫が発生し、橋梁の流失及び護岸の崩壊を初め、多数の家屋が浸水するなど、甚大な被害を受けたところである。
一方で、近年、全国各地で局地的な短時間の集中豪雨による大規模災害が発生しており、もはや特別な事象ではないといえる。さらに、河川管理施設については、高度成長期以降に建設され老朽化したものが多く見られる。
このような状況に鑑み、河川の改修並びに河川管理施設の維持管理及び更新を確実に実施することは、防災・減災への取り組みとして喫緊の課題となっている。
しかしながら、河川改修や河川管理施設の老朽化対策には多額の費用を要することから、財政状況の厳しい地方自治体においては十分な取り組みができていない現状にある。
よって、国におかれては、国民の生命と財産を守り、安心・安全な社会基盤を構築するため、下記事項を速やかに実施されるよう、強く要望する。
記
1 国が管理する河川の改修や管理施設の老朽化対策については、予算を拡充するとともに、事業を実施する際には、関係する地方自治体の意見を十分に反映するよう連携を密にすること。
2 地方自治体が管理する河川の改修や管理施設の老朽化対策を推進するための予算や制度の拡充を行うこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成26年9月22日
山口県山口市議会
意見書全文のPDFファイル
意見書の提出先
- 内閣総理大臣
- 総務大臣
- 財務大臣
- 国土交通大臣
- 内閣府特命担当大臣(防災担当)
- 衆議院議長
- 参議院議長