山口市のホストタウンとしての取り組み(2019年度)
スペイン水泳代表チームとの市民交流
韓国・光州で開かれる世界水泳選手権大会(7月12日~28日)に向けて、水泳スペイン代表チームが山口市でトレーニングキャンプを行いました。期間中、選手らと山口市民との様々な交流事業を行いました。
アーティスティックスイミング:6月28日~7月6日 |
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水泳スペイン代表チーム歓迎セレモニー(6月28日)
スペイン代表チームの歓迎セレモニーが行われ、あじす保育園の年長児がダンス(「よさこい」と「パプリカ」)を披露し、園児が紙で作った金メダルを選手一人一人の首にかけて、応援と歓迎の気持ちを伝えました。また、阿知須地域の皆さんから、スペインの国旗に寄せ書きした応援フラッグも贈呈されました。
・水泳スペイン代表チームの歓迎セレモニーを行いました
エキシビション(6月30日)
アーティスティックスイミング(AS)のスペイン代表チームが、山口市阿知須の山口きらら博記念公園プールで、ソロやデュエット、ミックスデュエット、チーム演技という様々な演技を披露しました。観客は抽選で選ばれたおよそ1,000人で、選手の皆さんの力強くも美しい演技に会場は感動に包まれました。
・アーティスティックスイミング・スペイン代表のエキシビションが行われました
山口県立大学との交流(7月3日)
「食を通じた日本文化の交流」として、山口県立大学の栄養学科の学生が、ASスペイン代表チームに自ら考えたアスリート向け献立の食事をふるまって選手たちをもてなしました。食事はスペインと日本のコラボを意識したメニューになっており、豆腐で作ったチョコレートケーキには「スエルテ」「アニモ」(スペイン語で「幸運を」「頑張れ」)の言葉も書かれるなど心のこもったおいしい料理に選手たちも大喜びでした。
学生たちと選手たちは食事中各テーブルで交流し、最後には抱き合い涙ぐむ生徒もいるほどの素晴らしい交流になりました。
山口大学教育学部附属山口小学校との交流(7月12日)
山口大学教育学部附属山口小学校で、5年生の親子と競泳スペイン代表チーム3人が交流しました。リオデジャネイロオリンピック金メダリストであるベルモンテ選手をはじめとした、世界トップクラスの選手にインタビューをしたり、簡単なエクササイズを教えてもらったりするなど、貴重な経験となりました。また、その日の小学校の給食はスペイン料理をイメージした献立となり、スペインを身近に感じる機会となりました。
中村女子高等学校との交流(7月15日)
中村女子高等学校の生徒と競泳スペイン代表チームが交流しました。琴部の演奏や華道の作品でのおもてなしに始まり、書道や折り紙、茶道などの多くの日本文化を体験してもらいました。高校生の丁寧な教え方で、選手たちも笑顔で日本文化を楽しんでいました。最後は選手一人ひとりの名前を漢字で書いたうちわや全校生徒で折った千羽鶴をプレゼントし、スペインの選手を応援する気持ちを伝えました。
PR活動
国営放送(7月6日)
スペインのパンプローナ市でもっとも有名なお祭りであるサンフェルミン祭り(牛追い祭り)の日に、スペインの国営放送に出演して山口市の紹介をしました。この番組はスペイン全国で放映され、多くのスペインの皆さんに山口市のPRができました。
レノファ山口ホームタウンデー(8月4日)
山口スペイン・ナバラ協会と協力してレノファ山口の試合会場でPRブースを出展しました。スペインと山口市の友好の歴史や、ホストタウン、スペインやパンプローナ市についてのパネル展示を行い、それにまつわるクイズも行いました。クイズに正解した方にはスペイングッズが当たるくじを引いてもらうなど、多くの方にスペインのことを知ってもらい、喜んでいただけるイベントになりました。
山口市ホストタウン普及活動支援補助金認定式(8月19日)
スペインのホストタウンについてのPR活動を行う団体等に対して補助を行う「山口市ホストタウン普及活動支援補助金」の交付が決定した3団体の認定式を行いました。この補助金により、スペインの歴史と食をテーマとした絵本の作成・読み聞かせや、スペインにちなんだ料理の開発・販売などの事業を展開予定です。
1階ロビー展示(10月7日~31日)
山口市役所の1階ロビーにて、山口市がスペインのホストタウンであることを紹介する展示を行いました。あじす保育園の園児が作成したスペインの応援パネルも展示し、山口市のホストタウンとしての機運醸成に努めました。
講座
山口市では、国際交流課とスポーツ交流課にそれぞれ1人ずつスペインの国際交流員を採用しています。山口市でスペインについて広めるため、様々な場所で講座等を行っています。
・国際交流員と交流しませんか
山口市明るい選挙推進協議会「山口シティカレッジ4月講座」(4月14日)
スペインの全体的な歴史とスペイン・ナバラ州の観光地を紹介しました。
山口大学「スペイン・パンプローナとの出会い」(5月29日)
スペイン・ナバラ州の歴史やスペインと山口のつながりについての講話を行いました。
阿知須保育園「スペイン交流」(6月5日)
園児向けのスペイン交流として、スペインのトランプ、塗り絵、紙芝居などを行いました。
大殿小学校「スペイン講座」(7月16日)
スペインと山口市の繋がりや、スペインの歴史・文化・風土についての講座を行いました。
地域交流センター「エフラ先生のスペインサマースクール」
二島域交流センター:8月1日 陶地域交流センター:8月8日 宮野地域交流センター:8月9日、8月19日 |
休み期間中の市内小学生・中学生を対象に、スペインの講座やスペインのゲームなどをしてスペイン文化を身近に感じることを目的としたスペインサマースクールを実施しました。また、宮野ではスペインの簡単な料理も行い、スペインの食文化にも触れました。
中村女子高等学校「スペイン料理講習会」(9月17日)
中村女子高等学校の調理科1年生の調理実習の一環で、スペインの料理講習会を行いました。生徒たちはスペインについて学習したのち、スペインのサラダやメイン料理、デザート、飲み物などの様々な家庭料理を作り、スペインの食文化を体験しました。
パンプローナ市との姉妹都市交流
絵葉書交流
山口市の小学校とパンプローナ市の小学校の生徒同士での絵葉書交流を行っています。
大歳小学校の生徒が書いた絵葉書をパンプローナ市のカデナ小学校に届けました。絵葉書には、山口市の魅力が素敵な絵とともにたくさん書かれていました。今後カデナ小学校の生徒からの返事が届く予定です。
山口手話の友の会「お気軽講座」(10月23日)
山口市では、市職員が講師となり市民の皆さんのところに出向き、市の取り組みや職員の専門知識をお話しする出前講座「お気軽講座」を行っています。
・お気軽講座
スペイン人の国際交流員が語る「もっと好きになるスペインの話」として、スペインの魅力や山口市とパンプローナ市の関係の歴史、スペインの簡単な手話の紹介などを行いました。