令和2年8月25日(火曜日)11時から12時
山口総合支所 第10、11会議室
国の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」におきましては、感染状況を的確に把握できる体制を持つことが重要であるとの認識の下、地域の関係団体と連携した「地域外来・検査センター」の設置等を迅速に進めるという考えが示されているところでございます。
この方針を受け山口県におかれましては、検査の必要な患者が、身近な地域で迅速かつスムーズに受検できるよう、9月中を目途に、主に検体採取を行う「地域外来・検査センター」を県内の8医療圏ごとに1か所以上設置することとされたところでございます。
本市といたしましても、こうした検査体制の拡充による感染者の早期発見は、感染の拡大防止のため、また、市民の皆様の安心・安全な日常生活を守るためにも、大変重要であると考えております。
こうしたことから、「地域外来・検査センター」の設置に向け、実施主体であります山口県、地域の民間検査機関であります山口県予防保健協会、地域医療を担っていただいております山口市医師会、吉南医師会と運営方法等についての協議が整いましたことから、9月29日火曜日から運営を開始することといたしました。
この「地域外来・検査センター」は、山口市休日・夜間急病診療所の敷地内に屋根付きの車庫を設け、車から降りることなく検査を受けることができるドライブスルー方式としておりまして、山口市医師会、吉南医師会の御協力をいただきながら、祝日を除く毎週火曜日・木曜日の週2回、午後1時30分から午後3時まで運営する予定といたしております。
なお、本市における「地域外来・検査センター」では、かかりつけ医の診察の結果、新型コロナウイルス感染症が疑われ、検査が必要と判断された方に対し、予約制により、検体採取を行うことといたしております。従いまして、かかりつけ医の診察を受診せず、検査のみを希望し、直接「地域外来・検査センター」に来所されても検査対象となりませんので、御注意いただきたいと思います。
今後とも、山口県や山口県予防保健協会、山口市医師会、吉南医師会と緊密に連携いたしながら、「地域外来・検査センター」の円滑な運営開始に向け、準備を進めてまいります。
本市におきましては、去る7月10日に湯田温泉の飲食店において新型コロナウイルス感染症の感染事例が確認されて以降、それまで回復基調にありました市内飲食店の売上げに、大きな影響が出ているところでございます。
このような状況の中、市内の料飲組合の皆様が一丸となられ、感染症に対応した利用客の安全・安心を確保する対策として、各店舗での感染防止対策に係る講習会の開催などに組織的に取り組んでおられるところです。
こうした取組と併せまして、この度、市内4つの料飲組合におかれましては、期間限定でプレミアム率30%の「エール!やまぐち飲食店応援チケット」を発行されることとなりましたことから、本市といたしましても、プレミアム分の経費等について、現在、8月31日までの期間で販売しております「エール!やまぐち応援チケット」事業に引き続く形で支援いたしまして、市民の皆様に安心して飲食店を御利用いただき、また、市内において多くの雇用を支える飲食店の事業継続に繋げてまいりたいと考えております。
この応援チケットは、市内4つの料飲組合において発行され、それぞれの加盟店で使用していただけるものでございます。
チケットの内容は、6,500円分利用できる500円券13枚を1セットといたしまして、1セット5,000円で販売し、合計で2万セットを発行・販売されることとなっております。
準備が整い次第、9月1日を目途に各組合において販売を始められ、使用期限は、本年10月末までと伺っております。
この飲食店応援チケットの発行支援に必要な経費3,000万円につきましては補正予算の専決処分により予算措置をいたすこととしております。
今後、国におかれましては、秋以降に、いわゆる「Go To イート」事業によります、飲食店や食材を供給する農林漁業者への支援を行われることとされておりまして、本市といたしましては、急激に売上げが落ち込んだ飲食店の皆様が、一体となって感染防止対策を実施されます中で、「Go To イート」が始まるまでの早急な対策といたしまして、また、現在、検討を進めております本市独自の幅広い業種を対象といたします更なる消費喚起対策へ繋がりますよう、切れ目のない支援を実施してまいる考えでございます。
山口ゆめ回廊博覧会は、山口県央連携都市圏域の「7つの市町でつなぐ、7色の回廊」をコンセプトに、圏域の市町が有する魅力を「芸術」、「祈り」、「時」、「産業」、「大地」、「知」、「食」の7つのテーマで分類し、圏域内の各市町が持つ、多様な地域資源を組み合わせた魅力的なイベント・体験プログラムを提供することにより、圏域内の周遊を促進し、交流人口の増加につなげるものでございます。
令和3年7月から12月に7市町全域を会場として、開催することとしておりまして、その前年となります今年は、10月から7市町それぞれで、プレ事業を開始することとしておりまして、この度、本市が主体的に実施いたします事業内容が決まりましたことから、主なものを御報告させていただきます。
はじめに、「みんな大好き!KOMEZUKI祭-1年祭」についてでございます。
この事業は、お米をテーマとした食とアートのイベントでございまして、本年10月17日、18日の2日間、中央公園を会場に開催いたします。
イベントでは、地元の様々な銘柄のお米を味わっていただきますほか、地元飲食店の皆様の御協力によります地元食材を生かした、ごはんに合うおかず、地酒やおつまみなど、山口のお米を中心とした食をまるごと満喫していただくことができる催しや、ワラを使用した民芸品のワークショップの体験の場を提供いたします。
次に、祈りの回廊音楽祭「~山口大神宮・杜の響きコンサート~」についてでございます。
山口大神宮を舞台に、「祈り」をテーマとした光と音楽によるナイトコンサートを10月3日に開催し、本市に根づく大内文化のすばらしさを広く発信するものでございまして、当日の模様は、リモート配信により、広く皆様に御視聴いただけます。
次に、圏域モニターツアーについてでございます。
この事業は、周辺市町の観光資源と組み合わせた広域観光モニターツアーでございまして、10月23日に実施いたします。
「萩ジオパーク」や「秋吉台ジオパーク」などを巡る「大地」をテーマとしたコースと、「森鴎外記念館」や「萩明倫学舎」などの歴史・文化を散策する「知」をテーマとしたコースなど、圏域を巡るツアーでございます。
本ツアーは、県内を中心に広く参加を募ることとしておりまして、日帰りプランと市内宿泊を含めたプランを実施いたしますことで、湯田温泉をはじめとする圏域の魅力発信と広域観光の推進を図りたいと考えております。
なお、これらの事業はコロナ禍におけます新しい生活様式のもとでのイベントのあり方を踏まえ、事業実施にあたりましては、各施設やイベント会場におきまして、マスクの着用や手指の消毒、ソーシャルディスタンスの確保など、職員や参加者等の感染防止対策を徹底し、万全の体制を整え、取り組んでまいりたいと考えております。
最後に、シティプロモーション動画「大内のお殿様と雪舟」の公開についてでございます。
「雪舟生誕600年関連記念事業」は、「芸術」「祈り」「時」「知」など多くの博覧会テーマを含んだ事業でございまして、この度、大内氏と雪舟をテーマとしたシティプロモーション動画を制作いたしました。
本市といたしましては、本動画をグーグルやヤフーなどの主要な検索サイトやユーチューブ等でウェブ広告として展開いたしますとともに、本市のユーチューブチャンネル「やまぐちゃんねる」や市有施設のモニター等で公開いたしまして、歴史文化の活用に係るまちのイメージの定着、本市の認知度向上を図ってまいります。
こうしたプレ事業の取組を通じまして、7つの回廊テーマに沿って本市と圏域自治体が連携しまして、広域観光の魅力を発信いたしますとともに、さらなる魅力的なイベントや体験プログラムの提供に磨きをかけ、令和3年の本博覧会につなげてまいりたいと考えております。
公共交通の利用促進につきましては、第二次山口市市民交通計画の基本理念であります「マイカーに頼りすぎないまちづくりを目指して」を目標に、市民の皆様、交通事業者、行政が協働して取り組んでいるところでございます。
また、高齢化が進む中、マイカーに代わる交通手段として公共交通に対する期待も大きくなっております。このような中、発生しましたこの度のコロナ禍の影響により、公共交通の利用につきましては例年の水準と比較いたしますと、いまだ低迷している状況でございまして、本市といたしましては、交通事業者と連携を図りながら利用促進に努めてまいりたいと考えているところでございます。
こうした状況や、「山口ゆめ回廊博覧会プレ事業」が始まることを踏まえ、市民の皆様の外出機会の創出、公共交通の利用促進を目的として「山口市お出かけ応援クーポン」の発行と「シェアサイクル実証事業」の2つの取組を実施することといたしました。
まず、一つ目の「山口市お出かけ応援クーポン券の発行」についてでございます。
「山口市お出かけ応援クーポン券」は、市内で乗車もしくは降車いただくバスやタクシーで割引券として御利用いただけるもので、100円券を6枚、9月1日号の市報に印刷して配布することといたしております。
御利用の際には、市報から切り取っていただき、1人1乗車につき3枚、300円まで御利用いただけます。利用可能な日は、9月5日から11月1日までの土曜日、日曜日、祝日の計20日間といたしておりまして、是非このクーポン券を御利用いただき、「山口ゆめ回廊博覧会プレ事業」等にお出かけいただきたいと考えております。
次に二つ目の、シェアサイクル実証事業でございます。
こちらの取組は、市内各所にシェアサイクルのステーションを設置し、観光やビジネスにより本市に訪問された方の二次交通として、また普段の生活における移動手段として自転車を活用していただくための実証事業を行うもので、その利用状況やGPSを活用した移動分析等を行い、本市の施策に生かすものでございます。また、こちらの取組は、「山口ゆめ回廊博覧会」や県と取り組んでおります新モビリティサービス実証事業との連携も考えております。
運営は、山口商工会議所へお願いし、9月から約16か月間、実証運用するものでございます。市内の山口・小郡都市核エリア内にステーションを10箇所設置いたし、いずれの場所でも自転車を借りて、返却することが可能となっております。御利用にあたりましてはスマートフォン等で専用アプリに登録いただくことで利用が可能となります。利用料金は15分で50円としております。
なお、9月4日には、この度ステーション設置に御協力いただきました「ホテルニュータナカ」におきまして、スタートアップセレモニーを予定しております。
本市を訪問された皆様や市民の皆様にはぜひこのシェアサイクルを御利用いただきたいと考えております。
本市では、住まう誇り、訪れる喜びに満ちた、より魅力ある景観の形成を目指しておりまして、その一環として、市民の皆様や事業者の皆様の、景観づくりへの意識の醸成や意欲の向上につながることを目的といたしまして、毎年、「山口市景観賞」を実施いたしております。
第7回目となる今回は、「景観優良建築物表彰」と「景観優良広告物表彰」を実施いたしました。
概要につきましては、資料を御覧ください。
それでは、第7回山口市景観賞の表彰物件について、発表させていただきます。なお、審査、選考につきましては、山口市景観審議会において行っていただいております。
まず、「景観優良建築物表彰」のうち、「リノベーション建築物部門」につきましては、4件の応募の中から、最優秀賞として、竪小路にございます「豆子郎大内館店」を、優秀賞として、一の坂川沿いにございます「株式会社 鴻雪園」と竪小路にございます「部坂呉服店」の2件を選定いたしました。
次に、「一般建築物部門」でございますが、5件の応募の中から、優秀賞として、仁保下郷にございます
「イタヤマノウエン 自宅兼店舗」と天花にございます「認定こども園 野田学園幼稚園舎 のだがくえんようちえん0・1・2」の2件を選定いたしました。
なお、「公共建築物部門」につきましては、公表対象となる優良建築物に該当する物件はございませんでした。
続いて、「景観優良広告物表彰」でございますが、竪小路にございます「山口風月堂 日除け暖簾」の1件のみの応募でございましたが、選考の結果、最優秀賞といたしました。
この度の審査におきましては、建築物や広告物としての素晴らしさはもちろんですが、周辺の景観との調和や模範性に重点を置いた評価となっており、いずれの物件も形態や意匠、まちなみとの調和など、周辺景観の模範となるものが選ばれていると考えております。
なお、表彰式は、9月27日、日曜日の14時から、中市コミュニティホールNacにおいて執り行う予定といたしておりまして、受賞されました建築物や広告物の所有者、設計者、施工者の皆様に表彰状を授与いたしますとともに、所有者の方には、副賞として、楯を授与することといたしております。
新山口駅北口で整備を進めております山口市産業交流拠点施設につきましては、来年4月の供用開始、そして7月のグランドオープンに向けた準備に取り組んでおりまして、建設工事につきましても順調に進んでいるところでございます。
拠点施設内に設置をいたします産業交流スペースにつきましては、関係機関と連携した相談支援体制の構築による事業者支援や起業創業支援、ビジネスに関する学びと実践の場の提供によります交流拡大や賑わいの創出を図ってまいりたいと考えておりまして、本年6月の市議会において議決を得まして、指定管理者として株式会社ツクリエを指定いたしたところでございます。
また、本スペースの愛称を「Megriba(メグリバ)」と決定いたしたところでございまして、本市といたしましては、産業交流スペースが山口にいきいきとした活気やにぎわいをつくり、人とひとをつなげて新たな交流を生み出し、あらゆる方にむけて出会いや学び、チャレンジの機会となる「新しいビジネスを創り出す場所」「めぐり合う場」となるよう、思いを込めて、「メグリバ」と名付けたものでございます。
そして、本スペースの周知を図るとともに、多くの皆様に親しみを感じていただくため、施設の愛称とその思い、そして産業交流スペースのコンセプトであります「出会う つながる 生まれる 広がる 産業交流の場」を表現するシンボルマークを募集することといたしました。
募集期間は本日から10月31日までとしておりまして、デザインの選定を令和2年12月、発表及び表彰式を令和3年3月に行う予定でございます。
施設の関係者やデザインの専門家の意見を踏まえ、最優秀賞1点、優秀賞2点を選定いたすこととしており、最優秀賞のデザインは施設の公式マークとして採用したいと考えております。
本市といたしましては、本事業を通じまして、本施設の周知を図ってまいりますととともに、多くの皆様が利用したくなるような親近感の醸成に努めてまいりたいと考えております。
本市では、市政情報を市民の皆様にお伝えする新たな仕組みといたしまして、スマートフォンアプリLINEを活用した市政情報の配信サービスを明日8月26日から開始いたします。
このサービスは、資料にございますとおり、「休日当番医・お医者さん検索」など6つのメニューボタンから知りたい情報を簡単に検索できるものでございます。
また、市民の皆様に受信設定をしていただくことにより、防災情報や防犯・交通安全情報、地域からのお知らせについて、必要な情報をすぐにお届けするものでございます。
そして、資料の裏面になりますが、この山口市LINE公式アカウントには、便利な機能が3つございまして、1つ目は、「災害に備える機能」でございます。「防災・災害情報」におきましては、スマートフォンのGPS機能を使って現在地から一番近い避難所や、周辺の危険箇所を確認することが可能となります。
2つ目は「行政手続き案内機能」でございます。「行政手続きのご案内」からは、証明書発行などの手続きにつきまして、会話形式で必要書類や窓口などを簡単に確認することができる機能を備えております。
3つ目は、「ごみの分別機能」でございます。山口市LINE公式アカウントには、約1,000種類のごみの品目が登録されておりまして、登録者がごみの名称をメッセージ欄に入力されますと、AIが適切な分別品目や捨て方などを回答する機能を備えております。
以上のように、このサービスをご利用いただきますと、市民の皆様の暮らしに役立つ情報をこれまで以上に手軽に得ることができるようになりますことから、スマートフォンをお持ちの方には是非、本市のLINE公式アカウントに「お友達登録」していただきたいと思います。
山口市LINE公式アカウントにつきましては、情報の更なる充実を図ってまいりたいと考えておりまして、これからも、より分かりやすく、より親しまれる市政情報の発信と、市民サービスの向上を目指してまいりたいと考えております。
地域外来・検査センターの設置について [PDFファイル/247KB]
地域外来・検査センターの設置について/新型コロナウイルス感染症の影響を受ける市内飲食店のエール!やまぐち飲食店応援チケット発行への支援について [PDFファイル/815KB]
「山口ゆめ回廊博覧会」プレ事業における山口市事業の実施 [PDFファイル/615KB]
山口市お出かけ応援クーポン券の発行及びシェアサイクル実証事業について [PDFファイル/283KB]
山口市お出かけ応援クーポン券の発行及びシェアサイクル実証事業について(クーポン) [PDFファイル/266KB]
山口市お出かけ応援クーポン券の発行及びシェアサイクル実証事業について(位置図) [PDFファイル/977KB]
山口市お出かけ応援クーポン券の発行及びシェアサイクル実証事業について(シェアサイクル) [PDFファイル/319KB]
第7回山口市景観賞受賞物件の発表について [PDFファイル/176KB]
第7回山口市景観賞受賞物件の発表について 資料編 [PDFファイル/771KB]
産業交流スペースのシンボルマーク募集について [PDFファイル/649KB]
産業交流スペースのシンボルマーク募集について チラシ_表面 [PDFファイル/931KB]
産業交流スペースのシンボルマーク募集について チラシ_裏面 [PDFファイル/982KB]