救急医療のしくみを知り、適正な受診を心がけましょう
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更新日:2019年7月1日更新
救急医療提供体制
救急医療が必要な方を適切に診療するため、以下のような救急医療提供体制により対応しています。
患者さんの状態に応じて、1次(初期)、2次、3次という段階に分けて医療機関の当番を決めています。
外来診療で対応可能な比較的軽症な場合→1次(初期)救急医療施設
1次救急とは、入院を必要としない、帰宅可能な患者さんが対象です。
まずは、かかりつけ医に連絡をしましょう。
かかりつけ医に連絡がとれない場合、休日や夜間は、休日在宅当番医や休日・夜間急病診療所で対応しています。
入院治療を必要とする重症の場合→2次救急医療施設
2次救急とは、入院を必要とする、救急患者さんが対象です。
綜合病院山口赤十字病院、済生会山口総合病院、小郡第一総合病院による輪番制で対応しています。
命に関わるような重篤な場合→3次救急医療施設
3次救急とは、2次救急では対応できない、複数の診療科にわたる重篤な患者さんが対象です。
山口県立総合医療センター(防府市)救急部が対応しています。
お願い
救急医療の適正利用
- 2次救急の病院(または、3次救急の病院)で1次救急の患者さんに対応した場合、2次救急(3次救急)の患者さんが優先的に治療を受けるために、治療を受けようとしても長く待たなければならなくなります。また、重症、重篤患者さんの対応に支障がでることもあります。
- 深夜や休日に受診した場合、昼間の診療時間内に比べて治療費が割高になることがあります。
適正利用について、みなさまのご理解をお願いします。
救急車の適正利用
- 救急車は、症状が重く緊急の治療が必要な方の搬送に使われるものです。適切な使用を行わないと、緊急性の高い出動要請があった時に直ちに出動できず、生命にかかわる患者さんが発生する危険性が高くなります。
- 緊急性が低く自分で病院へ行ける場合は、自家用車やタクシー等をご利用ください。
診療時間内の受診
- 急病でない場合の時間外診療が増えると、救急医療が必要な方に提供できない事態が起こります。また、不足している医師や看護師の疲弊にもつながります。
- 患者さんのため、また、地域の救急医療を守るためにも、検査や治療が十分にできる通常の診療時間内に受診しましょう。
救急医療相談電話
おとな(概ね15歳以上)の病気やけが等についての医療相談に対し、救急車要請や医療機関受診の要否、適切な対処方法等について、医師や看護師によるアドバイスを行うことや、受診可能な医療機関を案内します。
- 電話:♯7119または083-921-7119
- 相談日時:毎日24時間
小児救急医療電話相談
夜間、子ども(15歳未満)の病気やけが等についての医療相談に対し、救急車要請や医療機関受診の要否、適切な対処方法等について、医師や看護師によるアドバイスを行うことや、受診可能な医療機関を案内します。
- 電話:♯8000または083-921-2755
- 相談日時:毎日19時から翌日8時