避難所における新型コロナウイルス感染症への対応について
新型コロナウイルス感染症が終息していない状況で、風水害や地震により避難所を開設する場合には、三密の回避や消毒などの感染症対策を徹底させることが重要です。山口市では、「新型コロナウイルス感染症に対応した避難所開設・運営方針」を下記のとおり策定しました。方針には市民の皆さまに取り組んでいただきたい内容も含まれています。新型コロナウイルスを踏まえた防災対策にご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルスに対応した避難所開設・運営方針 [PDFファイル/553KB]
分散避難にご協力を ~避難所に避難することだけが避難ではありません~
(1)いま一度、お住まいの災害リスクの確認を
「山口市防災ガイドブック」や「オープンマップ@山口市」で自宅の災害リスクを確認しましょう。
オープンマップ@山口市<外部リンク>
(2)避難所への避難が必要かどうか確認しましょう
災害リスクによっては、自宅の屋内で安全を確保することも可能です。
自宅から避難する必要がある場合に、市が開設する避難所以外に安全を確保できる避難先として考えられるものは次のとおりです。
○親戚や知人宅への避難(日頃から相談しておきましょう)
○ホテルや旅館の利用
○自治会の集会所(三密を防ぐ対策を取りましょう)
*車中避難については、「市が開設する避難所の感染防止対策」の「(6)車中避難を希望される方への対応」を参考にしてください。
風水害時に避難所に行く必要があるかどうか、「避難行動判定フロー」で確認しましょう。
(内閣府)避難行動判定フロー [PDFファイル/2.16MB]
地震が発生した場合でも、自宅の耐震化や家具の固定、非常食の備蓄など防災対策を取っておくことで、被害の状況によっては自宅で生活を続けることが可能です。
避難所に避難する必要がある方を適切に受け入れることができるよう、皆さまのご協力をお願いいたします。
市が開設する避難所の感染防止対策
(1)非常持出品にマスク・体温計・消毒液を追加しましょう
避難所では原則マスクの着用をお願いします。また、定期的に検温を行い、体調管理に注意しましょう。
(2)体調チェックを実施します
受付時にご記入いただく避難者カードに健康状態の項目を設けています。必要に応じて体温の測定を行いますのでご協力をお願いします。
(3)スペースの確保
避難所の居住スペースは、避難者同士の間隔を十分に取り、定期的に換気や消毒を行います。
各地域で最初に開設する避難所である地域交流センター等について、一人あたりの面積を約4平方メートルに設定し、新型コロナウイルスに対応した収容可能人数の算定を行いました。各施設の定員が大幅に減少しますことから、新たに算定した収容可能人数を超える避難者が想定される場合には、小中学校の体育館等、第2第3の避難所を早急に開設し、居住スペースを確保することとします。避難所の開設順序はこちらからご確認ください。
(4)避難所内の衛生管理の徹底について
避難所入口には消毒薬を設置するほか、居住スペースや共有スペースの清掃・消毒を定期的に行うなど、衛生管理に努めます。避難者の方は、マスクの着用や手洗いの徹底をお願いします。
(5)発熱、咳等の症状がある方への対応
避難される前に健康状態の確認をしてください。なお、14日以内に新型コロナウイルス感染者が発生している地域や国への移動歴がある、またはそれらの地域から移動された方と接触があった方で、次のような症状がある方は「受診・相談センター」(専用ダイヤル:24時間対応 #7700または083-902-2510)にご相談ください。また、以下の症状に当てはまらない場合で、発熱や呼吸器症状があり、かかりつけ医を受診される際は、事前にかかりつけ医へ連絡してから受診してください。
○息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
○重症化しやすい方(※)や妊婦の方で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
○上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)
避難者の方に発熱、咳等の症状が出た場合には、専用のスペースを確保します。できる限り個室にするとともに、トイレなどの動線を分離しますのでご協力をお願いします。体育館等で、個室による対応が困難な場合はパーテーションを設置するなどの対策を取ります。
(6)車中避難を希望される方への対応
車中避難はエコノミークラス症候群や一酸化炭素中毒等の危険を伴うことから、なるべく避難所等へ避難していただくことをお勧めいたしますが、やむを得ない場合には、避難所として開設している地域交流センター等の駐車場への車中避難をお願いしています。
○避難所の受付にて、「避難者カード」の記入をお願いします。
(受付を行うことで、避難所の避難者と同様に食事等の提供を行うことができます。)
○避難所のトイレをご利用ください。
○エコノミークラス症候群の予防をしっかり行うなど、体調管理に気をつけてください。
エコノミークラス症候群予防のために(厚生労働省) [PDFファイル/325KB]
※必要に応じて随時情報を追加するなどの更新を行います