避難所における新型コロナウイルス感染症への対応について
新型コロナウイルス感染症は「5類感染症」に移行し、法律に基づき行政が様々な要請・関与をしていく仕組みから、個人の選択を尊重し、市民の皆様の自主的な取組をベースとした対応に変わりました。
風水害や地震により市が開設する避難所には、不特定多数の方が避難され、高齢者など重症化リスクの高い方も多く含まれることから、今後も三密の回避や消毒などの感染症対策を徹底させることが重要となります。山口市では「新型コロナウイルス感染症に対応した避難所開設・運営方針」を下記のとおり改定し対応することとしています。方針には市民の皆さまに取り組んでいただきたい内容も含まれています。新型コロナウイルスを踏まえた防災対策に引き続きご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
【令和5年5月8日改定】新型コロナウイルス感染症に対応した避難所開設・運営方針 [PDFファイル/580KB]
分散避難にご協力を ~避難所に避難することだけが避難ではありません~
(1)いま一度、お住まいの災害リスクの確認を
「山口市防災ガイドブック」や「オープンマップ@山口市」で自宅の災害リスクを確認しましょう。
オープンマップ@山口市<外部リンク>
(2)避難所への避難が必要かどうか確認しましょう
災害リスクによっては、自宅の屋内で安全を確保することも可能です。
自宅から避難する必要がある場合に、市が開設する避難所以外に安全を確保できる避難先として考えられるものは次のとおりです。
○親戚や知人宅への避難(日頃から相談しておきましょう)
○ホテルや旅館の利用
○自治会の集会所(三密を防ぐ対策を取りましょう)
*車中避難については、「市が開設する避難所の感染防止対策」の「(6)車中避難を希望される方への対応」を参考にしてください。
風水害時に避難所に行く必要があるかどうか、「避難行動判定フロー」で確認しましょう。
(内閣府)避難行動判定フロー [PDFファイル/2.16MB]
地震が発生した場合でも、自宅の耐震化や家具の固定、非常食の備蓄など防災対策を取っておくことで、被害の状況によっては自宅で生活を続けることが可能です。
避難所に避難する必要がある方を適切に受け入れることができるよう、皆さまのご協力をお願いいたします。
市が開設する避難所の感染防止対策
(1)非常持出品としてマスク・体温計・消毒液を用意しましょう
避難者には高齢者等重症化リスクの高い方が多く含まれ、混雑も想定されることから、避難所では基本的にマスクの着用をお願いします。なお、少人数で一人ひとりの居住スペースが十分に確保できている状況であれば、ご自身の判断でマスクを外していただくことも可能です。また、定期的に検温を行い、体調管理に注意しましょう。
(2)体調チェックを実施します
受付時にご記入いただく避難者カードに健康状態の項目を設けています。必要に応じて体温の測定を行いますのでご協力をお願いします。
(3)スペースの確保
避難所の居住スペースは、避難者同士の間隔を十分に取り、定期的に換気や消毒を行います。
各地域で最初に開設する避難所である地域交流センター等について、一人あたりの面積を約4平方メートルに設定し、新型コロナウイルスに対応した収容可能人数としています。各施設の定員が大幅に減少しますことから、収容可能人数を超える避難者が想定される場合には、小中学校の体育館等、第2第3の避難所を早急に開設し、居住スペースを確保することとします。避難所の開設順序はこちらからご確認ください。
(4)避難所内の衛生管理の徹底について
避難所入口には消毒薬を設置するほか、居住スペースや共有スペースの清掃・消毒を定期的に行うなど、衛生管理に努めます。避難者の方につきましても、手洗いや消毒の徹底をお願いします。
(5)発熱、咳等の症状がある方への対応
発熱、咳等の症状がある、または感染症が疑われる状況で避難する場合には、受付時に必ずその旨をお申し出ください。また、避難所ではマスクの着用をお願いします。避難所での居住スペースは個室など専用のエリアを確保することとしますが、体育館等で個室による対応が困難な場合はパーテーションを設置するなどの対策を取ります。また、可能であればトイレなどの動線も分離しますのでご協力をお願いします。
(6)車中避難を希望される方への対応
車中避難はエコノミークラス症候群や一酸化炭素中毒等の危険を伴うことから、なるべく避難所等へ避難していただくことをお勧めいたしますが、やむを得ない場合には、避難所として開設している地域交流センター等の駐車場への車中避難をお願いしています。
○避難所の受付にて、「避難者カード」の記入をお願いします。
(受付を行うことで、避難所の避難者と同様に食事等の提供を行うことができます。)
○トイレは避難所の設備をご利用ください。
○エコノミークラス症候群の予防をしっかり行うなど、体調管理に気をつけてください。
エコノミークラス症候群予防のために(厚生労働省) [PDFファイル/325KB]
※必要に応じて随時情報を追加するなどの更新を行います