ポリファーマシーについて
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更新日:2021年9月30日更新
ポリファーマシーとは
ポリファーマシーとは、複数を意味する「ポリ」と、調剤を意味する「ファーマシー」を合わせた言葉で、単に服用する薬剤が多いことではなく、必要以上の薬や不要な薬を服用することで、副作用を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなったりしている状態をいいます。
なぜ薬の数が増えたり、副作用が起こりやすいの?
- 高齢になると、複数の病気を持つ人が増えてきます。病気の数が増え、受診する医療機関が複数になることも薬が増える原因となります。高齢者では、使っている薬が6種類以上になると、副作用を起こす人が増えるというデータもあります。
- 加齢などにより内臓の働きが弱くなると、薬を分解したり、体の外に排泄したりするのに時間がかかるようになります。また、薬の数が増えると、薬同士が相互に影響し合うこともあります。そのため、薬が効きすぎてしまったり、効かなかったり、副作用が出やすくなったりすることがあります。
ポリファーマシーを予防・解消するためには?
ポリファーマシーを予防・解消するには、ただ処方する薬の数や量を減らせばいいというわけではありません。薬を処方する医師、調剤を行う薬剤師をはじめとした医療にかかわるそれぞれの専門家と情報を共有することが必要です。
医師・薬剤師に相談しましょう
- 気になる症状があっても、勝手に薬をやめたり、減らしたりするのはよくありません。
薬によっては、急にやめると病状が悪化したり、思わぬ副作用が出ることがあります。
必ず、医師や薬剤師に相談しましょう。
お薬手帳をもちましょう
- 日頃から、かかりつけの医師や薬剤師を持って、処方されている薬の情報を把握してもらっておくと安心です。
自分の処方されている薬がわかるように、お薬手帳を持ちましょう。
また、お薬手帳は1冊にまとめておきましょう。
<関連リンク>
厚生労働省ホームページ<外部リンク> (ポリファーマシーに対する啓発資材の活用について)