【民間事業者の皆さんへ】山口市合理的配慮の提供支援に係る助成金制度をご活用ください
山口市では、平成30年8月1日から、事業者や地域団体・市民活動団体の皆さんが行う合理的配慮の提供を支援する助成金制度を開始しました。
障がいのある方への合理的配慮の普及を図り、障がいのある人もない人も、自分らしく共に暮らせるまちづくりを推進するため、民間事業者が合理的配慮の提供を容易に行うことができるよう、その費用の全部または一部を助成する制度です。
これまでも、多くの民間事業者・地域団体の皆さんにこの制度をご活用いただき、合理的配慮の普及が図られています。
「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」の改正により、令和6年4月1日から事業者による合理的配慮の提供が法的義務化されました。また、令和4年4月の「山口市みんなの手話言語条例」の施行により、事業者の役割として手話を使用しやすい環境の整備に努めることとされたことから、ぜひこの制度を積極的にご活用いただき、このまちに合理的配慮が広がればと考えています。(令和4年度から、手話通訳者等の意思疎通支援者設置に対する助成を開始しています。)
※「合理的配慮」とは、障がいのある方から何らかの配慮を求める意思の表明があった場合に、負担になりすぎない範囲で、日常生活や社会生活を送るうえでの障壁を取り除くために必要な配慮のことです。
対象者
(1)飲食、物販、医療等不特定多数の者が利用し、障がい者の利用が見込まれる事業を行う事業者
(2)市内の地域団体
(3)市内の事務所を有する市民活動団体
※設置場所は、山口市内の事業所、事務所、店舗等に限る。
対象経費
コミュニケーションツール作成費
市内の事業所、事務所、店舗等に設置する点字メニューやコミュニケーション支援ボード等、合理的配慮が容易に提供できるようにするためのコミュニケーションツールの作成に係る経費
物品購入費
市内の事業所、事務所、店舗等に設置する筆談ボードや段差解消スロープ等、合理的配慮が容易に提供できるようにするための物品の購入に係る経費
意思疎通支援者(手話通訳者・要約筆記者等)設置費
市内開催行事における意思疎通支援者(手話通訳者、要約筆記者等)の設置に係る経費
助成限度額
一対象者につき一年度50,000円(50,000円を超える経費は、自己負担となります)
申請について
まずは、障がい福祉課へどのような合理的配慮をされるかご相談いただき、申請をしていただきます。(助成までの流れは、パンフレットをご覧ください。)
山口市合理的配慮の提供支援に係る助成金交付要綱 [PDFファイル/169KB]
山口市合理的配慮の提供支援に係る助成金交付様式 [PDFファイル/258KB]
山口市合理的配慮の提供支援に係る助成金交付様式 [Wordファイル/24KB]
※Wordファイルについては、ダウンロードしてからご覧ください。
山口市合理的配慮の提供支援に係る助成金パンフレット [PDFファイル/1.27MB]
まちに広がる合理的配慮(助成制度を活用された主な事例)
事業者名・団体名 |
助成金交付対象 | 具体的な配慮の内容 | 導入物品(取組) |
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一般社団法人 山口市医師会 |
耳マーク 116枚 |
山口市医師会会員の医院と事務所に耳マークを配置。耳マークの提示により聴覚障がいのある方と筆談などで対応することで、円滑にコミュニケーションを行うことができる。 |
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山口市薬剤師会 |
耳マーク 61枚 筆談ボード |
山口市薬剤師会会員の薬局に耳マーク、事務所には、耳マークと筆談ボードを配置。耳マークの提示により聴覚障がいのある方と筆談ボードで対応することで、円滑にコミュニケーションを行うことができる。 | |
吉南医師会 |
耳マーク 50枚 |
吉南医師会会員の医院と事務所に耳マークを配置。耳マークの提示により聴覚障がいのある方と筆談などで対応することで、円滑にコミュニケーションを行うことができる。 |
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田村内科医院 | 対話支援機器 |
医院内に対話支援機器を配置。会話の音量を増幅、明瞭にすることで、聴覚障がいのある方と円滑にコミュニケーションを行うことができる。 |
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トマト薬局 | 筆談ボード |
薬局内に筆談ボードを配置し、筆談により聴覚に障がいがある方と円滑にコミュニケーションを行うことができる。 |
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みほり薬局 | 筆談ボード |
薬局内に筆談ボードを配置し、筆談により聴覚に障がいがある方と円滑にコミュニケーションを行うことができる。 |
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オリーブ薬局 | タブレット端末 |
薬局内にタブレット端末を配置し、タブレット端末の筆談アプリ等を利用して、聴覚に障がいのある方と円滑にコミュニケーションを行うことができる。 |
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萩山口信用金庫 本店、竪小路支店、湯田支店、中市支店、大内支店、平川支店、宮野支店、吉敷支店、御堀支店、小郡支店 |
タブレット端末 | 窓口にタブレット端末を配置し、タブレット端末の筆談アプリ等を利用して、聴覚に障がいのある方と円滑にコミュニケーションを行うことができる。 | |
和菜遊彩 叶 |
タブレット端末 | 店内にタブレット端末を配置し、タブレット端末の筆談アプリ等を利用して、聴覚に障がいのある方と円滑にコミュニケーションを行うことができる。 | |
ファイン薬局 | 対話型拡声器 | 薬局内に対話型拡声器を配置し、会話の音量を増幅することで、聴覚障がいのある方と円滑にコミュニケーションを行うことができる。 | |
山口井筒屋 | 車椅子 | 貸出用の車椅子を配置することで、高齢者や下肢に障がいのある方が円滑に店内を移動することができる。 |
外部リンク
障害を理由とする差別の解消の推進<外部リンク>(内閣府ホームページ)
障害のある人もない人も共に暮らしやすい山口県づくり条例について<外部リンク>(山口県公式ウェブサイト)