山口市の再生可能エネルギー活用の取組を紹介します!
山口市では再生可能エネルギーの普及啓発に取り組んでいます。
市内の地域交流センター、小中学校、清掃工場など、各地に再生可能エネルギーが導入されています。
山口市の再生可能エネルギー活用の取組
風力発電
エコパークやまぐち内に小型風力発電設備を設置しています。
風でプロペラが回転し、内蔵された発電機を回すことで電気が発生し、1年間に約3,300kWh(約1世帯分)を発電することができます。発電した電気は不燃物中間処理センターで使用しています。
プロペラは風上を向くようになっており、風速が秒速1.5m以上のときに発電し、秒速20m以上になると安全のため回転を制御します。
環境学習として市内の小学生が見学に訪れることもあります。
太陽光発電
市内の小中学校、大歳地域交流センター・平川地域交流センター等の屋根上に太陽光発電パネルを設置しています。
地域交流センターには蓄電池も設置されているため、平常時には発電した電力を交流センターで使用しながら蓄電池へ充電し、災害時には地域交流センターの事務所機能維持のほか、避難された方が蓄電池に蓄えた電気を使用することができます。
蓄電池だけでおよそ24時間、電気を使用することができます。
地域の防災拠点として、今後も各地域交流センターへの太陽光発電及び蓄電池の設置について検討していきます。
ペレットボイラー
間伐材などを粉砕し、圧縮成形したものを木質ペレットといいます。
このペレットをボイラーで焼却し、その焼却熱で空気を温めたり、冷却水を気化させて空気を冷たくしたりすることで年間を通して冷暖房としての利用が可能です。
間伐材などを由来とする木質ペレットは木が成長する際に二酸化炭素を吸収することから、燃焼時に排出される二酸化炭素を相殺することができます。
また適切な間伐は森林の二酸化炭素の吸収源にもつながります。
電気自動車
市役所本庁舎には電気自動車と充電器が配備されています。
電気自動車はモーターを動力としているので走行時に二酸化炭素の排出がなく、エンジン音がないため静かです。
近年の技術の進歩により航続距離が延びたり、充電にかかる時間が短くなったりと、利便性が徐々に良くなっています。
道の駅や商業施設など、市街地でも充電器を見かける機会が増えたほか、家庭用充電器も市販されているので自宅でも充電が可能です。
また、車を蓄電池として活用し、レジャーに出かけた時や災害時にその電気を使うこともできるようになりました。
廃棄物余熱利用
山口市清掃工場では廃棄物を焼却する際の余熱を利用しています。
廃棄物を焼却する余熱で水を蒸気に変換し、蒸気が発電機を回すことで電気を生み出し、発電した電気を施設内で使用しています。
また、余熱を利用してお湯を沸かし、リサイクルプラザ内の温浴施設に供給しています。
リサイクルプラザには浴室があり、入浴料をお支払いいただければ入浴することができます。
リサイクルプラザの詳細についてはこちら<外部リンク>