令和5年度「シェ・アイオ」を開催しました
2023年11月12日(日曜日)「シェ・アイオ」を開催しました。
「シェ・アイオ」は、aiohenro88プロジェクト、山口県立大学及び山口観光コンベンション協会秋穂支部の連携により企画されたお遍路体験ツアーで、約240年前から続く秋穂八十八ヶ所霊場の抱える様々な課題に向き合い、「高齢化による人手不足」を「支えるのシェア」、「札所の維持管理」などの「資源のシェア」、「地域の人々の記憶」を継承する「知恵のシェア」という3つを「シェア」しながら「作って、歩いて、味わう」ワンデーツアーです。
参加者は、まず山口県立大学地域文化創造論研究室の学生に本日の説明を受けた後、秋穂保健センター内の調理室で、秋穂地区食生活改善推進員の方々にお接待文化を教わりながら「お接待料理」を作りました。
作った「お接待料理」をお弁当にし、マイクロバスで大昌寺へ移動した後、参加者全員で大昌寺の境内で昼食を頂きました。
昼食の後はお遍路体験です。大昌寺の住職のお話を伺いながら歴史に思いを馳せ、十三番、十四番、十二番、三十番、九番の札所を巡りました。札所では山口県立大学の学生が説明を行い、秋穂八十八ヶ所霊場について深く理解することができました。
参加者からは、「原材料をふんだんに使ったお接待料理は大変おいしかった」、「地域の方との交流が持てて楽しい会でした」などのお声を頂き、前述の3つのシェアを学びながら秋穂八十八ヶ所霊場の魅力をより一層知って頂けたのではないかと思います。
県立大学の学生さんより説明を受けました。
地元の旬な野菜を使って食生活改善推進員の方にお料理を学びます。
お料理を学びながら世代間の交流を楽しむことができました。
大昌寺境内にて作ったお接待料理を参加者全員で頂きました。
お接待料理(きのこの炊き込みご飯・けんちょう・ちしゃなます・月の宴・初秋の夕暮れ・晩秋の海)
13番札所の様子。大昌寺のご住職の貴重なお話を聞くことができました。こちらの札所は妙見社にあった札所を大昌寺に移されたものです。
14番札所の様子。こちらは大昌寺に当初から置かれていた札所です。
六角堂観音堂(12番札所)の様子。大海湾を望む見晴らしの良い札所です。各札所では県立大学の学生さんによる熱心な説明を聞くことができました。
9番札所の様子。参加者は石段や坂道を登りながら各札所を回り、「シェ・アイオ」を楽しみました。