人権学習講座10開催報告「AFPY(アフピー)で豊かな人間関係を」
市では、幅広い人権課題に対する正しい理解と人権意識の高揚を図るため、年間16回の人権学習講座を開講しています。
9月12日水曜日に、今年度10回目となる講座を秋穂地域交流センターにおいて開講しました。「AFPYを『知る』から人間関係『づくり』へ」という演題で、講師に上重卓広氏(山口市教育委員会社会教育主事)をお迎えし、当日31名の方の受講がありました。
まずAFPYとは「人間関係を深める活動(A:アドベンチャー)を生かして、より良い集団・学級・学校づくりに取り組む中で、一人ひとりの人間的な成長を促すもの。また、Fはフレンドシップ、Pはプログラム、そしてYはヤマグチの頭文字で、県独自の体験学習法である」との説明がありました。
続いて、参加者同士や参加者を何グループかに分けての活動に移り、じゃんけんやハイタッチ、下の名前順や誕生日順に並ぶラインナップ、外見だけではわからない共通点探し、それから全員で輪になり隣の方の手を強く握り一周伝達する活動などを行いました。
最初はよそよそしかった参加者同士が、活動を進めていくにつれて、コミュニケーションがスムーズになり、笑顔があふれ、笑いが起こり、一体感が生まれていき、AFPYの有効性を実体験することができました。
講座終了後に実施したアンケートには、「世代間交流ができて有意義なひとときを過ごせました。ぜひ、学校等で子どもたちとも体験してみたいです。」「AFPYという言葉をはじめて聞きました。最初は子どもに向けたことなのかなと思いましたが、自分も体験してみてすばらしさを実感しました。今日の学びを今後生かしていきたいです。」などのご感想をいただきました。
平成30年度も残り6講座の開講を予定しています。お住まいからお近くの講座にぜひ参加して、人権について考えてみませんか。お気軽にご参加ください。