令和7年度人権学習講座開催報告(8月~11月開催分)
山口市では、幅広い人権課題に対する正しい理解と人権意識の高揚を図るため、年間12回の人権学習講座を開講しています。
令和7年度人権学習講座開催報告をいたします。全講座会場とオンライン(ZOOM)でのハイブリッド開催としました。
| 演 題 | 日本におけるハンセン病政策の変遷と人権について |
| 開催月日 | 8月5日(火曜日)午後1時30分~午後3時30分 |
| 開催場所 | 佐山地域交流センター |
| 講 師 | 佐々木 耕治 氏 山口県教育庁人権教育課 教育調整監 |
| 参加者数 | 23名 |
| 講座内容 |
ハンセン病の歴史について詳しくお話いただき、ハンセン病に対する正しい知識と理解の大切さを学びました。ハンセン病元患者に対する差別や偏見には胸が締め付けられる思いがしました。 |
| 演 題 | 発達障がい児の理解と支援~全ての子どもたちが健やかに成長するために~ |
| 開催月日 | 8月28日(木曜日)午後1時30分~午後3時30分 |
| 開催場所 | 秋穂地域交流センター |
| 講 師 | 須藤 邦彦 氏 山口大学教育学部特別支援教育教室 准教授 |
| 参加者数 | 85名 |
| 講座内容 |
発達障がいの子どもたちにどう向き合い、支援していくことが良いのかお話いただきました。発達障がいの子どもたちの特徴や問題となりやすい行動への支援の手がかりなど、家庭や学校、地域で取り組む子どもたちへの支援の手立てを学びました。
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| 演 題 | 超高齢社会における認知症との共生と予防 |
| 開催月日 | 9月12日(金曜日)午後2時~午後3時40分 |
| 開催場所 | 徳地地域交流センター |
| 講 師 | 兼行 浩史 氏 山口県立こころの医療センター 院長 |
| 参加者数 | 24名 |
| 講座内容 |
認知症について、医学的、専門的なことも分かりやすく説明していただきました。認知症の予防と正しい知識について理解を深め、認知症と共に、本人も家族も希望と尊厳をもって暮らすことができる社会について考えました。 |
| 演 題 | 地域や家庭内でのハラスメント防止のために一人一人ができること |
| 開催月日 | 10月2日(木曜日)午後1時30分~午後3時30分 |
| 開催場所 | 嘉川地域交流センター |
| 講 師 | 五百川 篤子 氏 いおがわ社会保険労務士事務所 代表 |
| 参加者数 | 48名 |
| 講座内容 |
地域や家庭などで起こりやすいハラスメントについて、事例をもとにご説明いただき、ハラスメントから身を守るため、また、ハラスメントをしてしまわないようにするためには、どのようにしたら良いか、お話いただきました。 |
| 演 題 | 障害者差別解消法と合理的配慮 |
| 開催月日 | 10月21日(火曜日)午後1時30分~午後3時30分 |
| 開催場所 | 大歳地域交流センター |
| 講 師 | 近藤 鉄浩 氏 宇部フロンティア大学 短期大学部 副学長 |
| 参加者数 | 25名 |
| 講座内容 |
障がいのある方が日常生活または社会生活を営む上で障壁となっていることや、どう障壁を取り除いていくか、また「合理的配慮」について詳しくご説明いただきました。
受講者からの感想には、「 多数派に合わせた社会こそが「障がい者」を生み出しているのであれば、「障がい者の理解者」が多数派となるような社会になればよいと思う。普段の生活において障害者差別解消法に触れる機会は皆無なので、先生のようにかみくだいて万人に伝えるという行為は重要だと思う。そういう意味では本日の講義には意義があり、聴いた者がまた自分の職場や家族に持ち帰って広めることからスタートするといい。」「先生のお話は大変分かり易く聞き取りやすかった。不当な扱いを受け続けて来た方々を思うと憤りを感じる。私ももっと知識を増やし、現状をもっと知り、少しでも差別のない社会の一員でいられるように学んで行こうと思った。」等々の感想をいただきました。
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| 演 題 | さまざまな人権問題 |
| 開催月日 | 11月13日(木曜日)午後1時30分~午後3時30分 |
| 開催場所 | 阿知須地域交流センター |
| 講 師 | 伊川 利通 氏 山口市人権教育推進委員 |
| 参加者数 | 42名 |
| 講座内容 |
同和教育に携わってこられたご自身の経験をもとに、差別しない社会にしていくことの大切さや、自分があたりまえと思っていることが、そうではないこと、いろいろな物の見方があることなどお話いただきました。 |






