令和5年4月27日(木曜日)11時から12時
山口総合支所 第2委員会室
市民の皆さんの大切な移動手段の一つでございます、JR山口線は、令和5年4月1日に、益田駅までの全線が開通して100年を迎えました。
去る、4月16日には、JR益田駅におきまして、「益田駅開業・山口線全線開通100周年記念イベント」が開催され、私も参加させていただいたところでございまして、これからもJR山口線が、皆さんの大切な移動手段として維持・確保されることの重要性を再認識いたしたところでございます。
こうした中、このたび本市におきまして、JR山口線における特急「スーパーおき」のさらなる利用促進、そして、沿線住民の移動手段の選択肢を広げることで、利便性の向上や利用機会の増加を図ることを目的といたしまして、特急「スーパーおき」の特急料金を支援する実証事業を実施いたします。
具体的には、阿東、徳地地域にお住まいの65歳以上の方を対象といたしまして、市内にある駅を発着点として、特急「スーパーおき」を利用される際に、駅員または乗務員に申し出たうえで、特急券をお持ち帰りいただき、対応窓口で申請書等とともに提出していただくことで、その場で特急料金の一部相当額を交付いたします。
お一人につき、ひと月に乗車4回分までの申請が可能でございまして、1回分の乗車につき760円を上限に交付いたします。
また、このたびの取組と併せ、生活に即した移動手段を見つけやすくする工夫といたしまして、阿東地域内を運行する列車と路線バスを時系列順に示した「阿東地区 列車・バス共通時刻表」を山口市総合時刻表内に新たに掲載いたしております。
本市といたしましては、こうした取組により、阿東、徳地地域にお住まいの方の特急「スーパーおき」の利用を促進することで、市民の皆さんの大切な移動手段の一つでございますJR山口線の維持、確保につなげてまいりたいと考えております。
本市におきましては、令和2年9月から市民の皆さんの日常の交通手段として、また、観光やビジネスで、本市を訪問される方の二次交通として、市内の周遊を促進することを目的といたしまして、シェアサイクル実証事業に取り組んでいるところでございます。
これまでも自転車ポートの増設や自転車の増車を行ってきたところでございまして、令和4年度までに、ポートを市内28か所、自転車を70台設置してきたところでございます。
令和4年度の利用状況といたしましては、利用件数が1万77件と前年度と比較いたしまして、倍増いたしておりまして、市民の皆さんに着実に定着し、また、ビジネスや観光で本市に来られた方のご利用も増えているものと考えているところでございます。
こうした中、令和5年度につきましても、シェアサイクル実証事業を継続することといたしておりまして、利用状況等の検証や利便性の向上のため、令和5年4月1日からポートを、さらに4か所増設するとともに、自転車を30台増車して運用いたしているところでございます。
また、改正道路交通法の施行によりまして、令和5年4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されましたことから、この度、シェアサイクル利用時のヘルメット着用による利用者の安全確保を図るため、香山公園前観光案内所や新山口駅観光交流センターなど市内5か所で、ヘルメットの無料貸し出しを開始いたしております。
本市といたしましては、ポートの増設や自転車の追加によりまして、利便性をさらに向上させ、市内の二次交通の充実、周遊の促進を図ってまいりますとともに、ヘルメットの着用を促進することによりまして、市民の皆さんだけでなく、ビジネスや観光で本市に来られる方など、多くの皆さんにシェアサイクルを安心して御利用いただける環境を整えてまいりたいと考えております。
山口線特別急行利用促進事業について [PDFファイル/421KB]
山口線特別急行利用促進事業について(参考資料) [PDFファイル/296KB]
山口線特別急行利用促進事業について(阿東地区列車・バス共通時刻表) [PDFファイル/710KB]
山口市シェアサイクル実証事業の実施について [PDFファイル/433KB]
山口市シェアサイクル実証事業の実施について(パンフレット) [PDFファイル/2.23MB]