アカミミガメの飼育についてよく考えましょう
アカミミガメ(通称:ミドリガメ)は、昭和30年頃から、その幼体がペット用として主にアメリカから日本国内に持ち込まれました。また、飼育されていた個体が野外に放たれ、野外で爆発的に繁殖したことにより、北海道から沖縄県まで全都道府県に生息するまでになりました。
今では、生態系に大きな悪影響を及ぼし、環境省の「生態系被害防止外来種リスト」において緊急対策外来種に位置づけられ、平成27年7月に環境省で「アカミミガメ対策推進プロジェクト」が公表されました。
生態
原産地 米国南西部
大きさ オス 最大20cm メス 最大28cm
体重 オス 0.8~1.2kg メス 1.6~2.3kg(最大2.5kg)
寿命 40年
食性 雑食性
生態系への影響
●レンコン畑のレンコンの新芽食害等の農作物への被害が出ています。
●在来種のカメの生活に影響を及ぼしたり、水草などの水生植物、魚類、両生類、甲殻類等に影響を及ぼしています。
アカミミガメ飼育前の注意事項
●寿命が40年と長生きするため、最後まで大切に飼育できるか考えましょう。
●体長は、20cm以上になり大きな水槽が必要です。
●飼いきれなくなり、野外へ放つのはやめましょう。
●生き物の命を大切にし、最後まで飼い続けましょう。
関連リンク
●環境省 日本の外来種対策
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/akamimi.html<外部リンク>