「田舎暮らしの心得」」山口市への移住を失敗しないために
田舎暮らしは楽しさがたくさんある分、都会に比べて難点もたくさんある 今、山口市への移住を考えている皆さん。“田舎暮らし”や“スローライフ”など、色々なイメージをもって移住を考えていると思います。
ここでは、移住者が陥りやすい失敗例や田舎で暮らしていく上でのコツを紹介しています。あなたが山口市へ移住を検討される上で参考にしてもらえれば幸いです。
まず、みなさんが田舎暮らしで期待されるのは、野菜づくりに、古民家暮らし、自然素材を使った料理、アウトドア三昧にモノづくり体験、どこか懐かしい風景で、ゆっくりと自然に抱かれて暮らす・・・など、大きな期待が膨らみます。
しかし、田舎暮らしは楽しさがたくさんある分、都会に比べて難点もたくさんあるとお考えください。
例えば・・・
- 商業施設が少ない
- 交通の便が悪い
- 大きな総合病院が近くにない
- 移住しても就職先が見つからない(都会のように多数の求人はありません)
- 車は1人1台があたり前(車の維持費がたくさんかかります)
- 近所つきあいが濃厚
など。のんびりゆっくりできるばかりが田舎暮らしではないということも、ぜひ知っておいてください。
田舎暮らしをするにあたっては、事前によく家族と話をしましょう
“奥さんや子どもたちは、田舎への旅行やレジャーが好きだから、田舎に移住しても問題ないだろう”と思い込み、家族に相談もせずに移住を考える人が意外といるようです。
レジャーと定住では、その考え方が全然違ってきます。土壇場での中止、家族の喧嘩や不和を避けるためにも、家族全員で事前にきちんと話し合うことをおすすめします。
田舎暮らしで、やりたい事を明確に!
田舎暮しをしたいとなんとなく考え、そして憧れを抱く方が急増しています。
しかし、田舎暮しは、何か自分で目的や楽しみを見つけていかないと生活が嫌になってしまうのが現実です。
都会に比べて、サブカルチャーなどの楽しみが少ない分、移住の前に、田舎に移住して何をしたいのかを明確にする必要があります。
例えば、定年退職し農業をしてのんびり暮らしたい、趣味だった料理を生かして喫茶店を山小屋で開きたい、古民家でモノ作りをして生計をたてたい、子どもを自然の中で育てたい・・・など。
ちなみに、山口市の徳地や阿東地域は、車があれば40分程度で市の中心部にも行く事ができるので、田舎暮らしと今までの生活のバランスがとれた暮らしができると思います。
自然との闘い
日常に密着した田舎暮らしの大変さといえば、自然そのものも問題です。
車の運転ができるからと安心していると、冬の雪道で立ち往生するなど、季節ごとの環境の変化のために交通網が麻痺することもあります。
徳地・阿東地域も積雪量が多いため、スタッドレスタイヤの装着は必須。交通機関の不便さは日常に密着した苦労につながると思います。
また、都会よりは遥かに多い虫、また冬の寒さはビル風の吹く都会とは比べ物になりません。
田舎で生活を始めるとどんな苦労があるのかを知っておくことは、田舎暮らしを楽しむ上でとても重要なことだといえるでしょう。
地域の定住サポーターに、気になることは事前にいろいろとご質問ください。
収支計画は事前によく検討しましょう
都会暮らしに比べて、田舎での生活はお金もかからないかもしれませんが、働き口も多くはありません。生活費がなければ、せっかくの田舎暮らしも断念しなくてはならなくなります。
山口市で楽しく安心して生活するためにも、収入と支出はきちんと見積もり、必要があれば事前に仕事など収入を確保するなど、収支計画を検討することをおすすめします。
地域に溶け込む努力をしましょう
“田舎で悠々自適な毎日を過ごそう”と考え、移住を検討している人も多いようです。その他にも、自己流の暮らし方をしてみたり、新しい農作業の方法を取り入れたりと、田舎暮らしをどのように過ごすかはみなさんの自由です。しかし地域に溶け込み快適に暮らすには、地域のみなさんとのお付き合いは必要です。
あなたが新しく暮らし始めた地域の人たちとの付き合いが心配なように、地域の人たちも新しく来たあなたとの付き合いが心配なはずです。
地域の新しい仲間に気持ちよく迎えてもらうためにも、地域の行事など集まりには積極的に参加することをおすすめします。
その際には、地域の先輩を敬い自己主張は控え、“私たちは、田舎に来てあげた”という思いはもってのほかで、“地域の新しい仲間として加わりたいという思い”を大切にすることをおすすめします。
市定住サポーターのメンバーが、皆さんの定住をしっかりとフォローさせていただきます。