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令和4年度交流促進空家活用事業採択者の声(NPO法人 山口ヘルスプロモーションネットワーク:長谷亮佑さん)

印刷ページ表示 更新日:2024年2月8日更新 <外部リンク>

阿知須「福祉の駅」活用事業

 令和4年度交流促進空家活用事業(以下「空家活用事業」)採択者、長谷 亮佑さんの声をご紹介します。 

 

Q1.普段はどのような活動をされていらっしゃるんですか? 

 人のつながり・地域の力を高めることを意識した健康づくり、まちづくりに取り組むNPO法人で、県内各市町の計画策定や事業推進をお手伝いしたり、依頼をいただいた地域で健康講座や住民調査を行ったりしています。法人所在地である山口市阿知須では、介護予防教室や認知症カフェを実施し、そうめん流しやもちつきなどの季節イベントも開催しています。
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​(交流の様子)

 

Q2.空家活用事業に応募されたきっかけは?

 阿知須中心部の商店街に、旧「百十銀行」(1944年に5つの銀行が合併して山口銀行が誕生した際の前身の一つ)の建物で、「山口県の近代和風建築」(山口県教育委員会刊)にも取り上げられた歴史的建造物がありました。居住者が不在のまま10年以上が経過しており、県の歴史を見るうえでも、貴重な建築の保存を図ると共に、阿知須地域の福祉の拠点を築くことを期待され、地域の方々から当法人に管理運営の相談があり、購入に至りました。しかし、築100年以上経過し、床が沈んだり、雨漏りがしたり、外壁が剥がれたりして大規模なリフォームが必要であったため、助成制度を探していたところ、本事業を知り、応募させていただきました。
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​(改修前)                  (改修後)​

 

Q3.空家活用事業には、「交流」というテーマがありますが、提案にあたってどのような準備をされましたか?

 「人のつながり」を意識したNPO法人ですし、建物購入の目的が地域福祉の拠点づくりでしたから、そもそも「地域内の交流促進」としてコミュニティカフェを開くつもりでした。ただ、本事業の申請にあたり、地域内の人だけでなく、「地域外との交流促進」もテーマとして考えるようになり、他地域や他市からも人に来ていただけるように、周辺にある観光資源との関係を強化したり、SNSでの情報発信に力を入れたりするようになりました。
 また、建物改修にあたり、スロープを新設するなどバリアフリーにしたり、車椅子が入るトイレにおむつ交換台やベビーチェアを設置したり、また、高齢者の方が座りやすいテーブル席と赤ちゃん連れが過ごしやすい座卓席の両方を用意するなど、どなたにも来て、くつろいでいただけるようにしました。

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​(バリアフリー改修後の様子)

 

Q4.空き家の改修後、どのような交流事業を実施されましたか。また、事業実施にあたってどのような工夫をされましたか。 

 週4~5日、コミュニティカフェ「百十カフェ」としてオープンし、食事や飲み物、スイーツの提供をしています。毎月商店街の十日市が開かれる日はカレーの日としています。健康チェックのコーナーを常設し、週1回保健師による健康相談、月1回専門家による耳つぼマッサージなどを用意しています。ゆっくり過ごしていただくために、フルート演奏を聞きながら本格コーヒーを味わう日や、一緒に手芸をしながらおしゃべりを楽しむ日などもあります。できるだけ体験型の講座やイベントを行うように心がけており、これまでに工作、料理、フラワーアレンジメント、魚のさばき、柚子味噌づくり、梅酒づくり、苔玉づくりなどの企画を行いました。夏休みには宇部の大学生と阿知須の子ども達が一緒に遊ぶ日を設けました。刺繍や彫物の作品展、創作衣装の展示会などを開催したときは、市内外からたくさんの方々に来ていただきました。(オープン日などの詳細はNPO法人のInstagram<外部リンク>からご覧ください。)
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​(交流の様子)

 

Q5.今後、改修された空き家でどのような事業を展開していこうとお考えですか。

 空き家だった場所が、仲良しメンバーが定期的に訪れる場、かつての同級生が集まる場、来た者同士で世代を超えておしゃべりする場、新たな出会いが生まれる場になってきており、現在の取組を続けていくと共に、新たな企画も生み出していきたいです。いろいろな方が来てくださり、その方々とお話する中で、得意なことをお持ちだとわかれば講師をお願いしますし、こうした活動に興味があると言われればスタッフの声かけをしています。今後は、この交流拠点を中心に人のつながりが強まり、地域の力が高まるような事業の展開をしていきたいです。
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​(交流の様子)

 

Q6.空家活用事業に応募を検討されている方にアドバイスがあればお願いします。

 交流の拠点を作りたい、交流を生み出す人になりたいという方には応募をお勧めします。確かに、空き家の改修や交流事業に対して金銭的な助成が得られるというのは大きな魅力ですが、申請や審査のために自分のやりたいこと、やろうとしていることをしっかり考え、整理できるいい機会です。また、本事業の厳しい審査で合格をいただけると、「認められた!」という自信を持って事業に取り組むことができます。認められ、助成をいただいたからにはという責任感も高まります。自分自身の思いを行動に移すきっかけ、思いに本気で取り組むようになるきっかけになりますので、ぜひ本事業に応募されてみてください。

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