秋穂漁協女性部の新たな挑戦! 「秋穂の漁協女性部手作り弁当」を開発しました【山口市地域資源付加価値化支援事業 活用事例2】
秋穂の漁協女性部(部長:清水時恵)が秋穂の漁協で水揚げされる旬の魚介類を使用した「秋穂の漁協女性部手作り弁当」を開発しました。
この商品は、山口市地域資源付加価値化支援事業の補助金を活用して商品開発されました。
海老に替わる新たな水産物「タコ」を特徴とした「秋穂の漁協女性部手作り弁当」
秋穂の漁協女性部(部長:清水時惠)は現在、主メンバーの漁師4名・元漁師5名の計9名で活動しており、これまで特産品の「赤えび」を使用した加工品開発をいくつも手掛けており、なかでも「あいおの海老味噌」は全国漁協協同組合連合会長賞を受賞、さらに「あいおの海老塩」は日本調味料選手権2019で入賞するなど対外的な評価を得ています。また、令和3年度第53回山口県水産加工展では、特産品の「ハモ」を使用した「あいおの鱧味噌」が水産庁長官賞を受賞されています。そんな秋穂の漁協女性部は加工品づくりに精力的に取り組んできました。しかしその一方では、近年の気候変動による海老の不漁や漁師の高齢化に伴い海老の漁獲量は激減し、また、メンバーの高齢化も進んでいます。
この度、より長く女性部活動を継続していくべく、偏った原材料や天候に左右されない持続可能な雇用の場の確保、女性部が集うコミュニティの維持のため、海老に替わる新たな水産物を使用した加工品の開発に取り組みました。
商品開発の取材を受ける清水部長
試作を重ねる秋穂漁協女性部の皆さん
この日は、タコ飯にひじき煮、れんこんサラダ、卵焼き、アジフライ、寒天
地域の食を大切にし、秋穂湾で獲れる魚介類の豊かさと美味しさをPRしたい
お弁当を開発するにあたり、秋穂で認知度が高く、比較的年間を通じて水揚げされる「秋穂産タコ」に注目しました。特に「秋穂のタコ飯」は、地元の秋穂まつりで女性部が地域住民にふるまってきた名物メニューで、多くの方々に親しまれていることから、「秋穂のタコ飯」を特徴(ウリ)にした女性部手作り弁当の開発に取り組むこととしました。また、その他の材料には、海老やハモ、イカ、カレイなど旬の魚介類や市場性の低い雑魚の活用、農業が盛んな山口市南部地域の農産物などを使用し、地域の食を大切にした弁当開発に取組みました。秋穂の漁協女性部ならではの旬の魚介類を活用したお弁当を通じて、秋穂湾などで獲れる魚介類の豊かさと美味しさをPRしていきたい。
愛着のある「秋穂のたこ飯」ラベル。
販売について
イベント・行事などの受注販売。御予約は下記へお願いいたします。
製造者
山口県漁業協同組合吉佐支店山口支所(山口市秋穂東5915番地)
電話:083-984-2111