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令和4年度「シェ・アイオ」を開催しました

印刷ページ表示 更新日:2022年1月27日更新 <外部リンク>

2022年11月13日(日曜日)、「シェ・アイオ」を開催しました。

 230年以上受け継がれてきた「秋穂八十八ヶ所霊場」は管理者の高齢化や賽銭の減少、かつてのお接待文化が忘れられつつあるなどの課題に直面しています。
 また、これまで信仰の場としての役割と札所を訪れる賑わいの創出も地域の方がなんとか受け継いでこられました。
 シェ・アイオはこれら地域課題の解決をテーマに「作る・味わう・歩く」がセットになった体験ツアーです。
 aiohenro88プロジェクトをはじめ、山口県立大学地域文化創造論研究室、山口観光コンベンション協会秋穂支部が連携して実施しました。


 まず、秋穂保健センター内の調理室で秋穂地区食生活改善推進員の方々に、お接待文化を教わりながら「お接待料理」や季節の食材を使ったお料理を作りました。
 参加者の中には、以前市内に住んでいたが秋穂でこんな文化があるなんて知らなかった、と興味をもたれて福岡県から参加された方がおられ、20代から70代の幅広い年齢層の方々10名が市内外から参加しました。

 当日は天候により一部予定を変更し、お接待料理を作った後は、保健センター横の禅光院の本堂と境内にある24番・37番・38番・39番札所、長州八幡隊志士である吉岡新太郎とおまさの墓へ行き、遍明院内の28札所を巡礼。

 そして一旦、保健センターへ戻り、作ったお接待料理等を山口県立大学の学生がセッティングし、遍明院の奥田住職の説法を聞きながら美味しくいただきました。
食事後は、徒歩で41番、善城寺と寺裏山にある27番・31番・33番・34番・35番、36番札所を巡礼。

 「シェ・アイオ」の体験を通じて、秋穂八十八ヶ所霊場の歴史を改めて見つめなおす機会になったのではないかと思います。

 「シェ・アイオ」は作って・歩いて・味わいながら「食」を通じて、信仰をと観光をつなぎ旅するように霊場を巡ります。いずれは、すべての札所で開催し秋穂地域等の魅力や地域の課題を支えることを「シェア」し、これからも伝統の文化が守られ承継されることを願います。

 

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食を通じて世代を超えた交流が楽しみと毎年参加される方も。
      
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地元の旬な野菜を用いた、お接待料理の献立は食推さんと大学生が考案。
            
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若い世代に丁寧に伝えていきます。 
                     
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禅光院の37・39番札所(左)と24・38番札所(中央奥)を巡礼。
廃寺や住職の不在等の歴史背景があり、現在は2つの札所がそれぞれ同じ
場所にまつられています。
                    
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秋穂のロミオとジュリエットの吉岡新太郎とおまさのお墓。二人の恋は当時では到底許されず叶わぬ恋と悟った二人はここ秋穂で心中したなど、貴重なお話しを秋穂地域づくり協議会の吉岡事務局長にお話しいただきました。

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境内の紅葉が美しい遍明院28番札所で奥田住職のお話しを聞き、巡礼。
                  
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献立は、ささげ豆御飯、けんちょう、金の天幸(ふかし芋)、ちしゃなます、
秋の夕暮れ(柿の寒天)、呉汁と地元の方からの差し入れの秋穂みかん​。
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お料理とともにセッティングされた小さな花束は参加者へのささやかな贈り物
                       
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小学校の移転や管理人不在などを経て、現在はかつて地蔵院があった場所に地域の人々がまつっている41番札所。学生が札所の歴史について語ってくれました。
                    
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善城寺にある33番札所。「33」は女性の厄年を表す数であり、弘法大師は「厄除け大師」とも呼ばれていることから、厄年の女性参拝者が多いそうです。
                  
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35番札所、住職がお菓子を参加者の皆さんにお接待くださいました。
本堂からは秋穂湾と周防大橋が一望できる景色を眺めることができます。
                 
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27・34番札所はさらに階段を上がり高台へ。
                  
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遍明院本堂で記念撮影。
                   

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デザートに秋穂八十八ヶ所参りの焼印が施された「秋穂饅頭」をいただきました。

シェ・アイオ道中献立記

◆お接待料理のレシピ紹介、巡回の札所紹介など

 シェ・アイオ道中献立記[PDFファイル/1.33MB]

関連リンク

秋穂八十八ケ所霊場お大師まいり<外部リンク>

 

 

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