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第6回中原中也賞がアーサー・ビナードさんの『釣り上げては』に決定しました

印刷ページ表示 更新日:2017年6月15日更新 <外部リンク>

概要

第6回中原中也賞には、平成11年12月1日から平成12年11月30日までに刊行された現代詩の詩集197点(うち推薦作品8点)が寄せられました。平成13年2月17日、応募作品の中から最終選考作品として選んだ7作品を対象に、山口市内の旅館西村屋で選考会が開催され、審議の結果、第6回中原中也賞には、アーサー・ビナードさんの『釣り上げては』(思潮社)が選ばれました。

受賞作品

『釣り上げては』(思潮社)

受賞者

アーサー・ビナード

略歴

1967年生、33歳<受賞時>
20歳の頃ヨーロッパへ渡り、ミラノでイタリア語を習得。
90年、コルゲート大学英米文学部を卒業。
卒論の際、表意文字に出会い、魅惑されて来日。
日本語での詩作、翻訳を始める。ラジオのパーソナリティーもつとめる。
職業は、もの書き。

受賞のコメント

大変びっくりしています。まさか、選んでいただけるとは思っていませんでした。光栄です。

しかし、大きな喜びとともに、今後、中原中也賞の名に恥じないようにとプレッシャーも感じています。

この詩集は、事物から発する言葉にならない何かを生活者の視点から表現しようとしました。中原中也との出会いは、東京の大学に留学中、日本語教材の「汚れつちまつた悲しみに……」の朗読テープを聞いたことが最初です。

選考経過

応募詩集と推薦詩集の合計197冊の詩集の中から、昨年8月と本年1月に行われた推薦委員会による予備選考の結果、7冊の詩集が、当日の選考会の対象として討議され、アーサー・ビナード『釣り上げては』に本年度の中原中也賞を贈ることが選考委員全員の一致した意見として決定された。

『釣り上げては』の作者は日本在住のアメリカ人であるが、上質な日本語で、現代詩に新風をもたらしたといってよい。この詩集に収められた作品は、手垢のついていない透明度の高い言葉で、日常をユーモアにとんだ角度からとらえている点に特色があり、読後感は愉しく爽やかである。

選考委員一同は作者の将来に大いに期待している。

著者 詩集タイトル 出版社
 
アーサー・ビナード 釣り上げては 思潮社
三浦優子 Lyrics 思潮社
松本圭二 詩篇アマータイム 思潮社
渡辺玄英 海の上のコンビニ 思潮社
本庄ひろし 颱風一家 思潮社
田口犬男 モー将軍 思潮社
柴田千晶 空室1991-2000 ミッドナイト・プレス

選考委員(五十音順)

氏名 肩書き
 
荒川洋治 詩人、早稲田大学文学部講師
北川透 詩人、梅光女学院大学教授
佐々木幹郎 詩人
佐藤泰正 梅光女学院生涯学習センター所長
中村稔 詩人、弁護士

応募状況(一般応募作品189点)

全国41都道府県より、17歳から80歳までの182人から、189点の応募がありました。
最も応募が多かったのは東京都の38点で、山口県内からは6点(うち山口市内1点)の応募がありました。 

 
年代別 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 不詳
人数 3人 26人 32人 47人 30人 29人 10人 1人 4人

 

 

関連リンク

中原中也賞を実施しています

中原中也についての関連リンク

中原中也記念館ホームページ<外部リンク>

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