フィンランド ロヴァニエミ市
ロヴァニエミ市について
ロヴァニエミ市は、サンタクロースのホームタウンとして知られるフィンランド北部にある都市です。
都市データ
・人口 63,128人(2020年1月)
・面積 8017.19平方キロメートル
・協定締結日 平成28年11月8日
・年平均気温 0.6度
主な観光地
・サンタクロース村
サンタクロース・オフィスでは一年中サンタさんがみんなを待っています。サンタさんと記念撮影をしたり、サンタさんからの手紙をオーダーしたり、クリスマスグッズを買ったり、楽しさ満載です。
・アルクティクム
北極圏の生活習慣や文化、歴史に触れることのできる博物館です。体験型の展示が主なのでラップランドのことを楽しく学ぶことができます。オーロラの映像を観賞できる場所もあります。
・モイモイ号
オーロラ観測に適したポイントまで専用バスmoimoi 号で向かう、現地発着のオーロラハンティング&ラップランドナイトツアー。日本語係員の案内があります。
特徴
・オーロラ
オーロラとは、太陽から宇宙に向けて飛び出してきた電気を帯びた大量の粒が地球という大きな磁石に吸い寄せられて、大気圏に突入する時に空気中の窒素や酸素と反応して天空に描かれる光のショーです。フィンランドのラップランドでは1年のうち200日にもオーロラが出ます。ロヴァニエミの市内および近郊では、8月中旬から4月初旬まで、魅力的な天体ショーが鑑賞できます。
・白夜
白夜とは、地球の軸が傾いていて、季節により太陽との位置関係が変わることで起こる現象です。「太陽が全く沈まず、日中のような明るさが続く日」や、「太陽が地平線付近にずっとあり、薄明りの夜が続く日」のことを指します。南極や北極に近づくほど、白夜の続く期間は長くなり、北半球の高緯度に位置するフィンランドでは、夏のあいだ中、白夜を体験できます。
旅行基礎知識
・ロヴァニエミ市への行き方
成田・名古屋・関西空港からロヴァニエミまで毎日(*)就航しています。日本からヘルシンキまでは約9時間半~10時間半、1日1便、午前中の出発です。ヘルシンキからロヴァニエミまでは約1時間です。ヘルシンキからロヴァニエミまでは列車(サンタクロースエクスプレス)で移動することもできます。*名古屋・関空便は下期(10月~3月)は毎日運航していません。
ヨーロッパへのフライトはフィンランド航空のヘルシンキ行きが最短です。2フライトまで追加可能なので、ヘルシンキ乗継ぎでヨーロッパ主要都市へは同日到着が可能でとても便利です。
北欧の航空会社のなかで唯一、成田・羽田、関空、名古屋、福岡(*)、札幌の5都市に就航しています。*福岡便は夏期のみ曜日限定の運航です。
・物価や通貨
通貨 ユーロ : Eur 2021年1月現在 1Eur=127.92円
物価 フィンランドの物価は北欧の中では比較的安い方ですが、ヨーロッパ全般の物価からするとかなり高いです。特にレストランでの外食、アルコール類、タクシーなどはとても高いので注意しましょう。
・魅力的な食べ物など
ロヒケイット (lohikeitto)
フィンランドの家庭料理の定番であるロヒケイットは、いわゆるサーモンのスープです。
冬の長いフィンランドではスープが大人気料理ですが、中でもこのロヒケイットはそれぞれの家庭でよく作られる、まさにお袋の味です。
材料はサーモンとジャガイモ、ニンジン、タマネギ、と大変シンプル。これらの具材と一緒に、北欧でよく使われるハーブ「ディル」を一緒に煮込みます。ディルの爽やかな味と匂いが魚の臭みを消してくれますし、味のアクセントにもなっています。
一皿食べれば体がホカホカになるロヒケット。カフェなどのメニューにもよくあります。
コルヴァプッスティ (korvapuusti)
コルヴァプッスティとは、日本でも大人気のシナモンロールのことです。シナモンロールはスウェーデン発祥と言われていて、毎日14時からのコーヒーブレイクの時間にコーヒーと一緒によく食べられています。
コルヴァプッスティとは「つぶれた耳」という意味で、フィンランドのコルヴァスプッスティはその名前どおりの独特な形が特徴です。また、日本やアメリカのシナモンロールと違って、表面にはアイシングではなく粒状の砂糖がふりかけられ、甘すぎずあっさりとしているので、甘いものが苦手な方でも食べやすいです。
ポロン・カリストゥス (poronkäristys)
ポロン・カリストゥスは、フィンランドの中でも北極圏内にあるラップランド地方の郷土料理で、トナカイの煮込み料理のことを指します。トナカイの肉は、高タンパク・低カロリー、ビタミン・ミネラルが豊富ということで、フィンランドでも注目を集めている食材です。
優しい味付の好まれるフィンランド料理らしく、ポロン・カリストゥスの味付も、素材の味がよくわかるあっさりテイスト。トナカイ肉のお味は、多少獣のスパイシーさはあるものの、クセがほとんどありません。一緒に添えられているマッシュポテトやピクルスと合わせ、お好みでクランベリーソースをかけていただきます。
リンク
・公式サイト
https://www.visitrovaniemi.fi/ja/<外部リンク>
・インスタグラム
山口市は、室町時代に日本で初めてクリスマスが祝われたクリスマス発祥の地であることをきっかけとして、フィンランドのロヴァニエミ市と観光交流パートナーシップ協定を結び、交流を行っています。
こちらのページでは、ロヴァニエミ市について、それから山口市が行ってきた交流についてご紹介します。
山口市・ロヴァニエミ市 観光交流パートナーシップ協定
○協定までの経緯
・平成20年の山口県立大学とラップランド大学との学術交流協定をきっかけに、学生の交換留学やファッションショーを通じた交流が進められてきた。
・クリスマス発祥の地である山口市では、山口商工会議所青年部が平成9年に開催したクリスマスのフェスタを起点に活動がはじまった。その後、平成20年に発足した山口商工会議所の「日本のクリスマスは山口から」実行委員会を中心として、『12月、山口市はクリスマス市になる。』を合言葉に、旧サビエル記念聖堂シンボルモニュメントをはじめ、クリスマスにちなんだ様々な催しや、イルミネーションが市内各所で設置されるなど、12月の山口市のまち全体がクリスマス色に彩られ、山口市の冬の風物詩として、広く、市内外の多くの皆さんに親しまれている。
・平成27年12月には、一の坂川交通交流広場で行われた「山口ワールド・クリスマスマーケット」にフィンランド政府公認のサンタクロースが登場した。
・平成27年5月には、ロヴァニエミ市長が本市を表敬訪問された。
・このような市民活動や交流を踏まえて、山口県立大学をはじめとする関係機関と、ロヴァニエミ市との今後の交流の方向性について協議を進めて来た結果、協定調印の運びとなった。
○協定内容
・クリスマス関連の観光事業に関すること
・観光交流の宣伝活動、イベント等に関すること
・物産の宣伝活動に関すること
・文化の交流、イベント等に関すること
・その他、両市の連携に関すること
◆山口市で実施
(1)ロヴァニエミ市の観光PR展示
(2)公認ホームタウン・ロヴァニエミ市からサンタクロースの来山
(3)クリスマスマーケットの開催
(4)サンタクロースを描いたクリスマスカードコンクール
◆ロヴァニエミ市で実施
(1)山口市の観光PR展示 ロヴァニエミ市立図書館
12月、山口市はクリスマス市になる。
フィンランドとの連携とは異なりますが、山口市では例年「12月、山口市はクリスマス市になる」と称し、日本のクリスマスは山口から実行委員会を中心として市内で様々な事業を展開しています。
歴史
室町時代、守護として山口を中心に治めていた大内氏は、
京都をはじめ朝鮮半島や中国大陸から様々な文化、学問、宗教を取り入れ、
西国一といわれるほどの経済的発展とともに文化あふれる個性的なまちづくりを行いました。
第31代当主大内義隆は、フランシスコ=サビエルの布教の願いを寛容な心で受入れ、
翌1552年旧暦12月9日(西暦12月24日)、山口の地で降誕祭が行われました。
これが初めて日本でクリスマスが祝われた日と記録されています。
イベント
○灯り
・クリスマス市セレモニー&やまぐち光誕祭
・日本のクリスマスは山口から点灯式
・クリスマスナイトフェスティバル
○音楽
○美術、舞台
○ワークショップ
関連リンク
・12月、山口市はクリスマス市になる公式ホームページ<外部リンク>
関連リンク
・ラップランドへようこそ<外部リンク>