市報2026年10月号 21地域リレーコラム Vol.11 陶地域
個性豊かな市内21の地域。それぞれの地域で取り組んでおられる魅力ある活動等をリレー形式で紹介します。
陶の歴史ロマンを未来へつなぐ
琳聖太子(りんしょうたいし)伝説の残る古代は銅銭や須恵器(すえき)の一大生産地として栄え、中世では戦国武将「陶氏」発祥の地として名を馳せ、幕末には教育者として活躍した「富永有隣」(とみながゆうりん)を輩出するなど、歴史ロマンあふれる陶地域。「陶の腰輪踊」(こしわおどり)は、16世紀に始まった当初の様式で現在まで続いており、伝統と文化を尊ぶ気風が色濃い地域でもあります。
今回は、陶地域と陶の歴史を愛する仲間が集う「ふるさと陶史楽会」(しがくかい)の活動をご紹介します。
「ふるさと陶史楽会」は、現在14人の会員で活動し、月例会や視察研修などを通じて郷土の歴史を学び、その成果を地域へ広く発信されています。
昨年は、地域の貴重な文化財を選んで認定した「陶ふるさと遺産50選」マップを作成し、地域全戸に配布されました。
また、陶ゆかりの戦国武将・陶晴賢(はるかた)の没後470年記念講演会では、主君・大内義隆(おおうちよしたか)を討った「逆臣」(ぎゃくしん)という従来の評価だけでなく、大内家存続のためのやむを得ない決断だったとする新たな見方も紹介し、歴史を多角的に考える機会を提供されました。あわせて参加者には、晴賢のキャラクター「はるかたくん」を使った特製エコバッグをプレゼントされました。
今年は、「陶の腰輪踊」県無形民俗文化財指定50周年記念事業などを予定されており、陶の歴史ロマンはこれからも続きます。
この史楽会の取り組みは、地域への誇りと郷土愛を育み、心豊かなまちづくりにつながっています。
活動の様子は広報紙「まるごと陶」でご覧いただけます。

▲定例会の様子(この日は大学生も参加)

▲記念事業で作成、配布した腰輪踊の「御踊印」(ごよういん)

▲全戸配布した遺産マップ

▲晴賢のキャラクター「はるかたくん」






