多文化共生推進リーダー育成講座(令和4年度)を実施しました
近年、山口市にも外国人市民が増えています。お住まいの地域でも、生活の中で外国人の方を見かけることが増えたと感じることはありませんか。
地域の中で暮らす上で、お互いの生活習慣や文化の違いを知らないことでトラブルにつながることも少なくありません。
お互いの違いや文化を知り、受け入れあう社会、いわゆる「多文化共生社会」を進めていくためには、違いを理解し、共生しようとする意識を私たちの中に広げていく必要があります。
この講座では「交流」をキーワードに、多文化共生社会の実現に向けて、地域住民と外国人市民が一緒に考え、活動することで、多文化共生社会を実現する人材を育むことを目指します。
令和4年度は、外国人市民2名、日本人市民13名の15名に参加いただきました。
多文化共生社会とは
国籍や民族などの異なる人々が、文化的な違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、共に生きていくことです。
講座内容
令和4年度は令和3年度からの継続講座として前年度に企画した「交流イベント」である「ウォークラリー」を実際に開催しました。
企画内容の協議から準備が終わるまで、講座生が対面で集まって話し合ったり、オンライン会議を開催したり、何度も話し合いを重ねて、イベント当日を迎えました。
通常のイベント企画に加えて、参加者となる外国人市民に向けて、やさしい日本語をはじめとした必要な配慮についてや、国籍を超えて、日本の文化や山口の魅力を伝える方法を検討しました。
講座の様子
【1】令和3年度にどんな企画を提案したのか振り返りました
【2】企画案をもとに、令和4年度の実施内容を改めて協議しました
【3】ウォークラリーのコースを下見しました
【4】講座参加者が核となって、多文化共生社会の推進のため、外国人市民を含めた市民が広く交流できる事業を企画・運営することを目的として「多文化共生推進委員会やまるち」を立ち上げました。
【5】参加者募集チラシを制作しました
参加者募集チラシ(やさしい日本語) [PDFファイル/772KB]
多文化共生推進事業「人をつなぐウォークラリー」を開催しました
この講座の参加者から生まれた民間団体「多文化共生推進委員会やまるち」が外国人と日本人が参加するウォークラリーを開催しました。
このウォークラリーは、外国人と日本人が共に歩く過程で交流することで、お互いの文化の違いを理解しあい、顔の見える関係をつくるとともに、山口市の魅力を再発見することを目的として開催しました。
中心商店街のお店の方にも協力いただき、市民のみなさんとふれあえるイベントになりました。ウォークラリーの途中にはクイズや写真ミッションがあるなど、アイデアあふれる内容でした。
さらに、しおりには山口の方言についてや訪れる場所やスポットの説明など、山口の魅力が詰まっています。